続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
「そう、この企画書を書いたのは、美弥だ。言ったよな?俺の女は、他の女が持ってないモノを持ってるってな!」

そして、俺はジャケットの内ポケットから、エコー写真を取り出すと、康二の目の前にそれを置く。

康二が、すぐに拾い上げると、口元を覆った。

「あと、俺の子供、妊娠してるから。今、美弥のお腹を中にいるのは、アンタが何より大事にしてる、安堂家の血を引く……アンタの孫だ」

俺は、康二から写真を取り上げると、内ポケットに仕舞った。

「これでも、まだ美弥の事、何も持ってない女だって言える?」

康二は、黙って唇を噛み締めている。

「ちなみに、美弥のお腹の子供は、間違いなく俺の子だから」

「……結婚も認めないうちから、子供を作るなど……」

俺は、クククッと笑った。

「やっぱ、俺は、アンタの息子だよな。血は争えない。血は水より濃い。好きな女を結婚前に孕ませたの、アンタも同じだろ?」

「生意気言うなっ!」

「そっちこそ約束守れよ、俺の助けとなり、会社の後ろ盾となるような女ならいいんだろ?美弥は、並はずれた商品企画センスがある。アンタの言う通り、何十億にも化けるような企画を生み出すことができる。はっきり言って、どんな後ろ盾よりも強みだと思わねぇ?」

康二は、拳を固く握りしめている。
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