続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
「何でっ、何で言わなかった?俺に隠し通せると思ってた?」

「……麗夜さんは、私のことなんて、何とも思ってないんだよ。ただ、颯を副社長から引き摺り下ろせたら、それでいいんだよ。だから……」

「だから、麗夜に何されてもいいって?」

「……そんな事いってな……ンッ」

颯に、深くキスをされて呼吸ができない。そのまま、颯は、ブラのホックを外すと、大きな掌で直に触れてくる。

「ンッ……やだっ……やめてっ」

そして、颯の掌が、スカートの中に入ってきた時だった。目の前が霞んで、颯の顔が一瞬でぼやけた。颯は、手首を拘束していた掌を離すと、まくり上がっていたニットを元に戻す。颯の顔をみて、自分が、泣いてることに気づいた。

「ごめん……泣かすつもりなかった……」 

私は、小さく首だけ振る。うまく言葉が、でて来ない。ただ、颯のそばに居られたら、それでいいのに。私のせいで、颯を怒らせて、颯の足まで引っ張って、どうしたらいいのか分からなくなる。

「ごめん、なさい……」

颯は、助手席のレバーでシートを私ごと元に戻すと、気遣うように、そっと抱きしめた
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