続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
「風呂一緒に入るから。美弥が、好きなの選べよ」

「い、一緒?!」

「いいじゃん、どうせお互い全部知ってんだし」

颯は、鏡越しに、ネクタイを緩めるとそのまま、床に放り投げた。そして、長い指先で、ワイシャツのボタンを一つ、二つと外していく。

僅かに見えた胸筋が色っぽくて、カッと熱くなる頬を誤魔化す様にして、私は俯いた。

「だめ……恥ずかしいよ……」

「そうやって、恥ずかしがられると、余計そそられるんだけど?」

颯は、ワイシャツを脱ぐと、私のスカートのホックを外して、チャックを、引き下げる。床にスカートがはらりと落ちて、ショーツ姿の私が鏡に映りこんだ。

「やっ……颯、やっぱり待って」

「だから……余計興奮するって」

颯は、意地悪く笑いながら、私のシャツのボタンを、後ろから抱きしめたまま、全部外していく。

「やだやだやだっ」

視線を逸らそうにも、目の前の鏡のせいで、嫌でも、颯に何をされているのか、自分がいま明るい場所でどんな格好をしているのか、分かってしまう。

颯は、抵抗する私の手首を容赦なく掴み上げると、ブラのフロントホックを外した。

「やっ……颯っ」

あまりにも恥ずかしくて、上も下も見れない私は、真横に顔を逸らした。
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