続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
「……綺麗だな」

そう言うと、鏡越しに、私の身体に刻まれた、いくつもの赤い痕を眺めていた颯が、向かい合わせになる様に、私の身体ごと、くるりと回した。

そして、そのまま、鎖骨に強く吸いつかれる。

「痛っ……颯、痛いよっ」 

「ちょっとだけ我慢して」

「ンッ……痛……や……」

何度も何度も同じ場所を繰り返し、吸い付かれて、最後は、耐えきれず颯の胸をグイッと押し返した。

「ごめん、痛かった?」

じんとする鎖骨は自分からは、見えない。私は、颯を見上げながら、小さく頷いた。

「美弥は、俺のモノだから」

再び鏡に向かい合わせになる様に、颯に身体の向きを変えられると、麗夜に付けられた鎖骨下の痕は、何度も颯の唇で、上書きされて、薔薇の花のように、大きく真っ赤な痕になっていた。

「消毒完了だな」

颯は、ボクサーパンツをぽいっと脱ぎ捨てると、私のショーツもいとも簡単に脱がして、子供みたいに無邪気に笑いながら、浴槽へと手を引いた。
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