続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
「何でそれ……調べたんですか?私のこと」

『勿論。颯がどんな野良猫拾ったのか興味あってね。ちなみに君の知らない、過去の颯の写真も沢山あったから、さっき送ってあげたからね』

「え?」

見れば、パソコンのメールボックスには、麗夜からメールが一件入っている。麗夜の送ってくる颯の写真なんて、見てもいいことなど、一つもないのはわかっている。

『今見てよ』

「わかりました」

(……大丈夫。颯の過去は関係ない)

「…………」

そう思っていたのに、一瞬で瞳に膜が張りそうになる。

予想した上でメールのファイルを開いたのに、気づけば、その写真達に思わず、私は言葉を失っていた。綺麗な女の子と颯がレストランで食事する姿や、車でキスをしたり、ホテルに入っていく写真がパソコンの液晶画面にびっしりと並んでいる。

『もしもし?見てくれたかな?』

「っ……は、い」

私は、すぐに画像の入ったファイルをクリックすると、ファイルごとゴミ箱に入れた。

『捨てても記憶には残るよね』

麗夜の冷たい声が、さっきの写真の画像と共に私の心を抉り取っていく。嫌でも、颯の色んな女の子との写真が、頭に焼き付いて離れない。

「颯から……聞いていますし、過去のことなので気にしておりません。私は、颯を信じてます」

(泣いちゃダメ。負けちゃダメだ……)
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