続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
『綺麗な女の子ばっかりだよね。中には、中小企業のお嬢様も混じってるからね。ま、中小企業程度のお嬢様じゃ、颯には、不釣り合いだけどね。君もそう思わない?』

麗夜は、私を傷つけることを楽しんでいる。

私が傷ついて涙する度に、そんな私の姿をみた颯は、きっと心を痛めて、麗夜に怒りの矛先を向ける。そうならないように、私は、颯のためにも強くならなきゃいけない。

「……いまの私達には、関係ありませんので。もう……失礼しても宜しいでしょうか?」

いくら強がってみても、やっぱり、少しだけ声が震える。

『待ってよ、仕事の話が、まだだからさ。さっきの木野英玲奈と颯の対談特集が、朝陽新聞系列のウィークリー週刊誌『ARA』に掲載されるから、僕のアシスタントをしてくれている君にも教えておいてあげたくてね』

「え?颯と……木野英玲奈さんが?」

『そ。僕と颯の従兄妹にあたるんだよ。英玲奈は、イケメン好きで、昔から颯に気があるからねー。もしかしたら、何かあったりしちゃったり?せいぜい、しっかり颯を見張らなきゃだねー。あと、この間、君のスマホ拝借した時に、ちょこっと弄って、君のアドレス控えさせてもらったんだよね。面白いURL送っといたから、確認宜しく』

麗夜は、饒舌に捲し立てると、先に電話をきった。
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