続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
「美弥ちゃん、大丈夫?」
麻美が、こちらを心配そうに見つめている。
「うん、大丈夫……予想ついてたから。ごめん……ちょっとお手洗い行ってくるね」
「少し休憩してきていいからね」
「ありがとう」
私は、事務所扉を出てトイレの手前のオープンスペースの休憩室に座り込む。
「はぁ……」
私は、誰にも聞かれない程度に、小さく呼吸を吐き出した。そして、手提げ鞄から、スマホを引っ張り出す。
麗夜から送られてきていた、スマホに表示されたURLを開けると、木野英玲奈のTwittorにつながる。
今日の投稿は、『安堂不動産、安堂颯副社長と、アタシは従兄妹でーす。今度二人で対談と雑誌撮影。#イケメン副社長#大好きなお兄ちゃんがわり#英玲奈は颯をいつも応援してるよ』
見れば、英玲奈と寄り添って写る、颯の姿が浮かんでいる。私も馬鹿じゃない。颯が嫌々写っているのは、表情を見ればわかる。
それでもやっぱり、心も瞳も靄がかかっていく。
「ほんと、綺麗な人だな……」
麗夜には、ああ言ったけど、本当は、未だに、颯の隣にいてもいいのか不安になる。颯の側に居てもいいと思える自信も取り柄も何一つない。
木野英玲奈は、確か、銀行頭取の姪だと雑誌に記載されていた。颯達と従兄妹という事は、つまり、英玲奈は、麗夜さんの母方のきょうだいの子供なのだろう。
「私もお姫様だったら良かったのに……」
誰にも拾われるはずのない言葉に、返事はすぐに返ってくる。
ーーーー「お姫様だろ?」
麻美が、こちらを心配そうに見つめている。
「うん、大丈夫……予想ついてたから。ごめん……ちょっとお手洗い行ってくるね」
「少し休憩してきていいからね」
「ありがとう」
私は、事務所扉を出てトイレの手前のオープンスペースの休憩室に座り込む。
「はぁ……」
私は、誰にも聞かれない程度に、小さく呼吸を吐き出した。そして、手提げ鞄から、スマホを引っ張り出す。
麗夜から送られてきていた、スマホに表示されたURLを開けると、木野英玲奈のTwittorにつながる。
今日の投稿は、『安堂不動産、安堂颯副社長と、アタシは従兄妹でーす。今度二人で対談と雑誌撮影。#イケメン副社長#大好きなお兄ちゃんがわり#英玲奈は颯をいつも応援してるよ』
見れば、英玲奈と寄り添って写る、颯の姿が浮かんでいる。私も馬鹿じゃない。颯が嫌々写っているのは、表情を見ればわかる。
それでもやっぱり、心も瞳も靄がかかっていく。
「ほんと、綺麗な人だな……」
麗夜には、ああ言ったけど、本当は、未だに、颯の隣にいてもいいのか不安になる。颯の側に居てもいいと思える自信も取り柄も何一つない。
木野英玲奈は、確か、銀行頭取の姪だと雑誌に記載されていた。颯達と従兄妹という事は、つまり、英玲奈は、麗夜さんの母方のきょうだいの子供なのだろう。
「私もお姫様だったら良かったのに……」
誰にも拾われるはずのない言葉に、返事はすぐに返ってくる。
ーーーー「お姫様だろ?」