続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
「いいの?」

「勿論っ」

私達は、寄り添いながら、まだ電飾の灯っていない街路樹の側を歩いて行く。 


ーーーーあれ?

「美弥ちゃん、どしたの?」

思わず、その方向に向けて振り返ったが、知らない人達が忙しなく、家路に向かう姿だけが目に映る。

(気のせいだろうか?誰かが、私達を見てたような……)

「美弥ちゃん?」

「あ、ううん。何でもない。行こう」

「うんっ、あ、夜は、美味しいビビンバの専門店あるから、食べて帰ろ」 

「わ。楽しみ!辛いの好きなんだ」

「私もっ」

麻美に微笑むと、麻美もこちらをみて、ニッコリ笑い返す。

私は、やがて聖なる夜に点灯する、クリスマスツリーの電飾のように、夜空に瞬く金銀の星達を見上げながら、颯と過ごすクリスマスの夜を、思い描いていた。
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