続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
「……よく分かんない……」

(へぇ……上等だな)

「嘘つけ、じゃあ、美弥は、俺が誰にキスされても平気なんだな?」

「そんな事言ってないもんっ」   

「じゃあ、何でモヤモヤすんのか、ちゃんと言ってみろよ」

真っ赤になった美弥は、顔をぶんぶん振ると、俺の腕から、するりと逃げ出そうとする。

「言って」

捕まえて美弥の耳元で囁いてやる。

美弥の困った顔と恥ずかしそうな顔が、たまらなく、俺を欲情させてくる。

壁に押しやって、両手首を掴み上がれば、観念したかのように、美弥が俺を見上げた。 

「颯が……他の女の子に……触れられるのが嫌なの……」

それだけ言うと、美弥の目尻には、あっという間に涙が浮かぶ。

(はい。今日も、徹夜確定だな)

俺は、眠気と一緒に、自分の中の理性も吹っ飛んだ事を確認してから、床にネクタイを放り投げた。

「了解、美弥、意識とばすなよ」

「え?颯っ……きゃあっ」

俺は、美弥を抱き抱えると、迷わずベッドシーツに縫い付けた。
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