【短編集】婚約破棄から幸せを掴むまで
隣国の王太子であるネストール。
婚約者が居るからと断り続けたがノエリアに熱烈なアピールをしていたネストール。
隣国の帰る直前まで、ノエリアを想ってくれたがノエリアはその好意を受け取る事は無かった。
「ヘレン様がどうして‥ネストール様に?」
「彼は国に帰った後も、ずっと貴女を気に掛けていたわ」
「‥‥!」
「私もネストールも、ずっと貴女が辛い思いをしてきたのを知っているわ!」
ノエリアは熱くなる目元を抑えた。
「誰よりも頑張っていたノエリアには幸せになって欲しかった‥こんなのあんまりよ」
「そんな、ヘレンだってわたくしよりずっと‥!わたくしはヘレン様が居てくださったから此処まで頑張れたんです」
「えぇ、私もノエリアが居たから此処まで頑張ってこれたわ」
ノエリアとヘレンは強く抱き合った。
ヘレンは静かに口を開いた。
「それに私は知っているわ‥貴方達がずっとお互いを想いあっていた事くらい」
「っ!!」
「ノエリア、よく考えて。これはチャンスなのよ?」
ノエリアは目を閉じて静かに首を振った。
「貴女は幸せになっていいの‥!」
「でも‥」
「幸せを掴んで‥!ノエリア」
ヘレンがノエリアの背を押した。
ノエリアを守り、逃そうとしてくれるヘレンの気持ちが嬉しかった。
「一緒に幸せになりましょう」と笑ったヘレンに、ノエリアはハッとしてヘレンの顔を見た。
婚約者が居るからと断り続けたがノエリアに熱烈なアピールをしていたネストール。
隣国の帰る直前まで、ノエリアを想ってくれたがノエリアはその好意を受け取る事は無かった。
「ヘレン様がどうして‥ネストール様に?」
「彼は国に帰った後も、ずっと貴女を気に掛けていたわ」
「‥‥!」
「私もネストールも、ずっと貴女が辛い思いをしてきたのを知っているわ!」
ノエリアは熱くなる目元を抑えた。
「誰よりも頑張っていたノエリアには幸せになって欲しかった‥こんなのあんまりよ」
「そんな、ヘレンだってわたくしよりずっと‥!わたくしはヘレン様が居てくださったから此処まで頑張れたんです」
「えぇ、私もノエリアが居たから此処まで頑張ってこれたわ」
ノエリアとヘレンは強く抱き合った。
ヘレンは静かに口を開いた。
「それに私は知っているわ‥貴方達がずっとお互いを想いあっていた事くらい」
「っ!!」
「ノエリア、よく考えて。これはチャンスなのよ?」
ノエリアは目を閉じて静かに首を振った。
「貴女は幸せになっていいの‥!」
「でも‥」
「幸せを掴んで‥!ノエリア」
ヘレンがノエリアの背を押した。
ノエリアを守り、逃そうとしてくれるヘレンの気持ちが嬉しかった。
「一緒に幸せになりましょう」と笑ったヘレンに、ノエリアはハッとしてヘレンの顔を見た。