【短編集】婚約破棄から幸せを掴むまで
ネストールの笑顔は仄暗いものだった。
「ヘレンと協力して、君の死を偽装した」
ネストールとヘレンは隣国の王族同士、昔からの友人だった。
3人でテーブルを囲む時間はノエリアの冷え切った心を温めてくれたのを思い出す。
「偽装‥?」
「‥‥暗殺者もね」
「っ、それは‥!」
「ここから先は聞かない方がいい‥けれど君を苦しめた奴等には罰が下るだろうね」
「‥‥‥はい」
「僕は、君の力になりたかった」
「でもわたくしは、ネストール様に何もあげられません‥!」
「言っただろう?僕は君が欲しいんだ」
「でも‥」
「ノエリア、僕の手を取って」
「‥‥」
「怖がらないでくれ‥全て僕に任せると言ってくれ」
「ネストール様、わたくしは‥!」
「‥‥」
「これだけは言わせて下さい」
「何だい‥?」
ノエリアの震える唇から言葉が紡がれる。
「‥‥ネストールと出会った日から、ずっとお慕いしておりました」
ノエリアの頬に一筋の涙が伝う。
「ヘレンと協力して、君の死を偽装した」
ネストールとヘレンは隣国の王族同士、昔からの友人だった。
3人でテーブルを囲む時間はノエリアの冷え切った心を温めてくれたのを思い出す。
「偽装‥?」
「‥‥暗殺者もね」
「っ、それは‥!」
「ここから先は聞かない方がいい‥けれど君を苦しめた奴等には罰が下るだろうね」
「‥‥‥はい」
「僕は、君の力になりたかった」
「でもわたくしは、ネストール様に何もあげられません‥!」
「言っただろう?僕は君が欲しいんだ」
「でも‥」
「ノエリア、僕の手を取って」
「‥‥」
「怖がらないでくれ‥全て僕に任せると言ってくれ」
「ネストール様、わたくしは‥!」
「‥‥」
「これだけは言わせて下さい」
「何だい‥?」
ノエリアの震える唇から言葉が紡がれる。
「‥‥ネストールと出会った日から、ずっとお慕いしておりました」
ノエリアの頬に一筋の涙が伝う。