【短編集】婚約破棄から幸せを掴むまで
レイチェルは悪びれた様子もなくホールデンを睨みつけながら、騎士達に連れて行かれてしまった。
「城下ではこんな噂が流れておる‥王太子あるホールデンが、ノエリアの姉であるレイチェルに手を出してから更に腑抜けてしまったと」
「‥‥!!」
「民からの人望もない、貴族達からの支持もない‥‥圧倒的な支持と人望を得ているノエリアの側にいる事で、改善するかと思っていたが、どうやらワシの判断が悪かったようだ」
「‥っ」
「‥‥お前の人生は終わったのだ」
王妃はふらりと倒れ込む。
間一髪で後ろに待機していた侍女達が、その体を支えた。
「そんなの、違う‥!何かの間違いですッ!!」
「お前は、進むべき道を間違えた」
「‥‥っ、こんな、こんな筈じゃ!」
「お前はもう此処には居られない‥‥己の未熟さを悔いるがいい」
例え自分と血が繋がった息子とはいえど、国を守る為には必要な決断だった。
痛む頭を抑えた国王と涙を流した王妃は、その場を後にした。
ホールデンは現実が受け入れられないのか、ペタリとその場に座り込んだ。
「ーーーうわぁあぁぁ‥!!」
ホールデンの悲痛な声だけが部屋に響いていた。
「城下ではこんな噂が流れておる‥王太子あるホールデンが、ノエリアの姉であるレイチェルに手を出してから更に腑抜けてしまったと」
「‥‥!!」
「民からの人望もない、貴族達からの支持もない‥‥圧倒的な支持と人望を得ているノエリアの側にいる事で、改善するかと思っていたが、どうやらワシの判断が悪かったようだ」
「‥っ」
「‥‥お前の人生は終わったのだ」
王妃はふらりと倒れ込む。
間一髪で後ろに待機していた侍女達が、その体を支えた。
「そんなの、違う‥!何かの間違いですッ!!」
「お前は、進むべき道を間違えた」
「‥‥っ、こんな、こんな筈じゃ!」
「お前はもう此処には居られない‥‥己の未熟さを悔いるがいい」
例え自分と血が繋がった息子とはいえど、国を守る為には必要な決断だった。
痛む頭を抑えた国王と涙を流した王妃は、その場を後にした。
ホールデンは現実が受け入れられないのか、ペタリとその場に座り込んだ。
「ーーーうわぁあぁぁ‥!!」
ホールデンの悲痛な声だけが部屋に響いていた。