【短編集】婚約破棄から幸せを掴むまで
「で、具体的には何を?どのように虐げられたのですか?」

「なっ……!そ、それは自分が一番よく知っているだろう!?」

「身に覚えがないから伺っているのですわ」

「チッ…………アンバー、すまない。話せるか?」

「は、はい……わたくしは学園でミネルヴァ様に虐められていました!!靴を隠されたり、教科書やカバンをボロボロにされたり……っ」

「ふんっ、それがバレる前に婚約を破棄しようとするとは何と卑怯な奴だ……!」

「…………」

「何とか言ったらどうだ!!」

「もう喋ってもいいのですか?」

「え……あぁ、まぁそうだな」

「では、アンバー様にお伺い致しますわ」

「な、何よ……!」

「それはいつ起こった事でしょうか?時間帯は?日付は?」

「……え?」

「わたくしがやったという証拠はございますか?目撃者は何人いらっしゃいますか??具体的にお名前を伺っても?」

「な、……それは、覚えていなくて」

「覚えていない?何故でしょう……?」
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