【短編集】婚約破棄から幸せを掴むまで

不愉快ではありますが、ここで責め立てたとしても逆にミランダ様を喜ばせてしまうことでしょう。

この誘いにわたくしが飛びつくとでも思っているのでしょうか。
ミランダ様の唇がニヤリと歪みます。
分かりやすい方で何よりです。


「お気遣いありがとうございます。ですが、わたくしに新しいパートナーは必要ありません」

「え……?まさかお一人でパーティーに!?フフッ、それは何というか……」


ミランダ様はわたくしが気の毒だと仰りたいようですが、わたくしには婚約破棄したばかりではありますが、もう相手がございます。

相手方はわたくしが婚約破棄した事を気にするどころか、喜んで下さいました。
それにはわたくしも驚きでしたが「すぐに手続きを行おう」と、それはもう風のような早さで手続きを済ませたそうです。
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