落ちこぼれ白魔術師ですが、潜伏先の幻獣の国で賢者になりました ~絶対に人間だとバレてはいけない、ドキドキスローライフは溺愛付き~
ごめんなさい。本当に、すっかり、ぽっかり、うっかり、忘れていた。
でも、それは私のせいではないと思う。今日があまりにも忙し過ぎたのが悪いのよ!
「あ、はは。ごめんなさい。今日すごく忙しくて……」
「そうなのっ! アミュレットを作って欲しいっていうお客さんがいーっぱい来たの! だから、王様のアミュレットは後回しね!」
その場を凍り付かせるようなホミの言葉が響き渡る。わわっ、王様にその態度はまずいんじゃない? どちらかというと直情型のヴィーだから、かっとなったりしないかしら。とひやひやしていたけれど、ヴィーは肩を落としただけだった。
「あ、後回し……う、まあ、仕方ないか。アミュレットはとんでもない魔力を持つとファルに聞いた。皆が欲しがるのも無理はないからな。王である俺は、皆のために我慢するべきだろう」
「申し訳ありません。出来るだけ早く作りますので、もう少しお待ち下さい」
「うん。頼む。希望を紙に書いておいたから、時間が空いたら取り掛かってくれ! それでお前たち、夕食も食べないでなにをしていたんだ?」
「あ、もうそんな時間なのですね。実は新しいお店の名前を決めようとしていたのです」
でも、それは私のせいではないと思う。今日があまりにも忙し過ぎたのが悪いのよ!
「あ、はは。ごめんなさい。今日すごく忙しくて……」
「そうなのっ! アミュレットを作って欲しいっていうお客さんがいーっぱい来たの! だから、王様のアミュレットは後回しね!」
その場を凍り付かせるようなホミの言葉が響き渡る。わわっ、王様にその態度はまずいんじゃない? どちらかというと直情型のヴィーだから、かっとなったりしないかしら。とひやひやしていたけれど、ヴィーは肩を落としただけだった。
「あ、後回し……う、まあ、仕方ないか。アミュレットはとんでもない魔力を持つとファルに聞いた。皆が欲しがるのも無理はないからな。王である俺は、皆のために我慢するべきだろう」
「申し訳ありません。出来るだけ早く作りますので、もう少しお待ち下さい」
「うん。頼む。希望を紙に書いておいたから、時間が空いたら取り掛かってくれ! それでお前たち、夕食も食べないでなにをしていたんだ?」
「あ、もうそんな時間なのですね。実は新しいお店の名前を決めようとしていたのです」