落ちこぼれ白魔術師ですが、潜伏先の幻獣の国で賢者になりました ~絶対に人間だとバレてはいけない、ドキドキスローライフは溺愛付き~
破願すると、ヴィーはティアリエスと店舗をあとにした。彼らが去ったのを確認して、リンレンが囁くように言った。
「王様、パトリシアの様子を気にしていましたね」
「うふふ、お姉ちゃんのご機嫌取っていたよね! おもしろーい」
「そ、そうだったの? よくわからなかったけど」
幼いふたりは顔を見合わせ、わけ知り顔で笑い合う。こんな小さな子にまで感情がバレバレだなんて、ヴィーってどれだけわかりやすいのかしら。って、わからなかった私に言われたくないわよね……。
「でもね、お姉ちゃん! 王様はお姉ちゃんを業火の山に置き去りにしたんだから、うんと困らせてやればいいと思うの。だから、簡単に好きって言っちゃダメだよっ」
「うえっ? す、好きだなんて、そんなこと……」
「こらこらホミ。そういうのはふたりの問題だから口出ししないこと! わかったかい?」
リンレンが窘めると、ホミは不本意そうな顔で「はーい」と言った。
「王様、パトリシアの様子を気にしていましたね」
「うふふ、お姉ちゃんのご機嫌取っていたよね! おもしろーい」
「そ、そうだったの? よくわからなかったけど」
幼いふたりは顔を見合わせ、わけ知り顔で笑い合う。こんな小さな子にまで感情がバレバレだなんて、ヴィーってどれだけわかりやすいのかしら。って、わからなかった私に言われたくないわよね……。
「でもね、お姉ちゃん! 王様はお姉ちゃんを業火の山に置き去りにしたんだから、うんと困らせてやればいいと思うの。だから、簡単に好きって言っちゃダメだよっ」
「うえっ? す、好きだなんて、そんなこと……」
「こらこらホミ。そういうのはふたりの問題だから口出ししないこと! わかったかい?」
リンレンが窘めると、ホミは不本意そうな顔で「はーい」と言った。