落ちこぼれ白魔術師ですが、潜伏先の幻獣の国で賢者になりました ~絶対に人間だとバレてはいけない、ドキドキスローライフは溺愛付き~
「え、え、えっとね……そのね……み、みんなが行くなら行ってもいいよ?」
「ホミ、素直に行きたいって言いなよ。薬草学書、気になっているんだよね?」
わかったようにリンレンが言うと、ホミは恥ずかしそうに俯いた。
なるほど。薬草関連の本には興味がある、でも、ずっと強気でいたから、今更態度を軟化させるのもきまりが悪い……というわけね。
「ふふふ。じゃあ、明日は休日にして、みんなでヴィーのお屋敷に行きましょう!」
「そうしようよ。ね、ホミ?」
「……う、うん。王様、行ってもいい?」
「もちろんだ! ホミ。来ると言ってくれて嬉しいよ」
ヴィーは屈んで、小さなホミと視線を同じにし、ポンポンと彼女の頭を撫でた。普段硬派なヴィーが見せた繊細な優しさに、少しばかりグッときた。前から感じていたけど、きっと彼は子どもが好きなんだわ。じゃないと、こんなに優しい笑顔は出来ないもの。
「ホミ、素直に行きたいって言いなよ。薬草学書、気になっているんだよね?」
わかったようにリンレンが言うと、ホミは恥ずかしそうに俯いた。
なるほど。薬草関連の本には興味がある、でも、ずっと強気でいたから、今更態度を軟化させるのもきまりが悪い……というわけね。
「ふふふ。じゃあ、明日は休日にして、みんなでヴィーのお屋敷に行きましょう!」
「そうしようよ。ね、ホミ?」
「……う、うん。王様、行ってもいい?」
「もちろんだ! ホミ。来ると言ってくれて嬉しいよ」
ヴィーは屈んで、小さなホミと視線を同じにし、ポンポンと彼女の頭を撫でた。普段硬派なヴィーが見せた繊細な優しさに、少しばかりグッときた。前から感じていたけど、きっと彼は子どもが好きなんだわ。じゃないと、こんなに優しい笑顔は出来ないもの。