落ちこぼれ白魔術師ですが、潜伏先の幻獣の国で賢者になりました ~絶対に人間だとバレてはいけない、ドキドキスローライフは溺愛付き~
大雑把でデリカシーがない……。また酷いことを言っているなと思いつつ、私もヴィーの遅刻理由を考えた。ホミやリンレンの言う通り、寝坊なら構わない。でも、調子が悪いとか病気だったらと思うと、途端に心配になった。
「私、ちょっと様子を見にいってくるわ。ちょうど、ヴィーの注文したアミュレットも完成したから」
随分前に頼まれていたヴィーのためのアミュレット。忙しくて後回しになっていたけれど、やっと完成したのだ。彼の込めた願いは「ドーランの平和」。まさかの王様らしい願いに、最初は少し驚いたけれど、今となってはヴィーらしい願いだなと思う。
「そうですね。病気とかだったら大変ですから。じゃあホミ、ふたりで仕事を始めていよう」
「はーい」
元気よく返事をすると、彼らは仕事に取り掛かり、私はアミュレットを持って店を出た。
坂道を降りて町に入ると、いつものように大勢の住民が往来を歩いている。変わらぬ風景に安心して、先を急ごうとしたその時、後ろから警備隊の一隊が走り抜けた。
「えっ? なに? なにかあったの?」
「私、ちょっと様子を見にいってくるわ。ちょうど、ヴィーの注文したアミュレットも完成したから」
随分前に頼まれていたヴィーのためのアミュレット。忙しくて後回しになっていたけれど、やっと完成したのだ。彼の込めた願いは「ドーランの平和」。まさかの王様らしい願いに、最初は少し驚いたけれど、今となってはヴィーらしい願いだなと思う。
「そうですね。病気とかだったら大変ですから。じゃあホミ、ふたりで仕事を始めていよう」
「はーい」
元気よく返事をすると、彼らは仕事に取り掛かり、私はアミュレットを持って店を出た。
坂道を降りて町に入ると、いつものように大勢の住民が往来を歩いている。変わらぬ風景に安心して、先を急ごうとしたその時、後ろから警備隊の一隊が走り抜けた。
「えっ? なに? なにかあったの?」