落ちこぼれ白魔術師ですが、潜伏先の幻獣の国で賢者になりました ~絶対に人間だとバレてはいけない、ドキドキスローライフは溺愛付き~
ダルシアはばつが悪そうに問いかけてきた。わけもわからず騙されて戦って、挙句の果ては助けに来たはずの妹に叱責される……という恥をかいたのだ。兄のプライドはズタズタだと思う。少し可哀想に思い、全てを説明しようとした、その時。森の後ろの茂みから、なにかがヒュンと飛んできた。
「危ない!」
ヴィーは声と同時に翼を動かし、私の左半分を覆った。なにが起こったかわからず呆然としていると、ヴィーが黒塗りの矢を拾い上げた。矢? え? まさか……私、狙われた? 疑問が確信に変わるのにそう時間はかからなかった。間髪入れずヴィーが魔術を放ち、闇の茨を茂みに放つ。茨は信じられない速さで動き茂みの中にいた者を縛り上げ露わにした。
「アレン……大隊長?」
闇の茨を取ろうともがいているのは、バーディアの大隊長だった。国王の忠実な僕の彼は、言われるままに私を殺しに来たのだろう。たぶん……口を封じるため。ダルシアに本当のことを知られては困るからだ。
「お前はバーディア軍にいたな。誰かが跡を付けているとは感じていたが。その目的が、妹の命を狙うことだとすれば……容赦はしないぞ!」
「危ない!」
ヴィーは声と同時に翼を動かし、私の左半分を覆った。なにが起こったかわからず呆然としていると、ヴィーが黒塗りの矢を拾い上げた。矢? え? まさか……私、狙われた? 疑問が確信に変わるのにそう時間はかからなかった。間髪入れずヴィーが魔術を放ち、闇の茨を茂みに放つ。茨は信じられない速さで動き茂みの中にいた者を縛り上げ露わにした。
「アレン……大隊長?」
闇の茨を取ろうともがいているのは、バーディアの大隊長だった。国王の忠実な僕の彼は、言われるままに私を殺しに来たのだろう。たぶん……口を封じるため。ダルシアに本当のことを知られては困るからだ。
「お前はバーディア軍にいたな。誰かが跡を付けているとは感じていたが。その目的が、妹の命を狙うことだとすれば……容赦はしないぞ!」