落ちこぼれ白魔術師ですが、潜伏先の幻獣の国で賢者になりました ~絶対に人間だとバレてはいけない、ドキドキスローライフは溺愛付き~
ダルシアはアレンに歩み寄り、首元に聖剣を当てた。
「くそっ! さっさとやれ。任務に失敗したのだ。もう、帰れはしない」
「いい度胸だ。では」
「待て! そいつをやるのはこの俺だ! パトリシアの命を狙ったのなら、俺の敵だからな」
「どっちも待って下さいっ! 命を奪うのはなしです! 聞きたいことが山ほどあるんですから」
再戦を始めそうな勢いのヴィーとダルシアを制し、私は叫んだ。戦争を終結させる上で、バーディアの内情を知っているアレンは必要だ。私の命を狙ったから、アレンの命を奪う? そんな必要はない。無事だったのだから、もうそれでいいじゃない? 復讐はなにも生まない。復讐が生むのは悲しみだけなのだから。
「聞きたいこと? ふむ、ならば、聞いたあとならやってもいいか?」
「ダメです、ヴィー」
「では、私が拷問して聞いてやろうか?」
「ダルシア……聖騎士ともあろう人がなんてことを! もう、あなたたちには任せられません。えっと、あっ! ファルさん!」
「くそっ! さっさとやれ。任務に失敗したのだ。もう、帰れはしない」
「いい度胸だ。では」
「待て! そいつをやるのはこの俺だ! パトリシアの命を狙ったのなら、俺の敵だからな」
「どっちも待って下さいっ! 命を奪うのはなしです! 聞きたいことが山ほどあるんですから」
再戦を始めそうな勢いのヴィーとダルシアを制し、私は叫んだ。戦争を終結させる上で、バーディアの内情を知っているアレンは必要だ。私の命を狙ったから、アレンの命を奪う? そんな必要はない。無事だったのだから、もうそれでいいじゃない? 復讐はなにも生まない。復讐が生むのは悲しみだけなのだから。
「聞きたいこと? ふむ、ならば、聞いたあとならやってもいいか?」
「ダメです、ヴィー」
「では、私が拷問して聞いてやろうか?」
「ダルシア……聖騎士ともあろう人がなんてことを! もう、あなたたちには任せられません。えっと、あっ! ファルさん!」