落ちこぼれ白魔術師ですが、潜伏先の幻獣の国で賢者になりました ~絶対に人間だとバレてはいけない、ドキドキスローライフは溺愛付き~
ぱあっと顔を輝かせたホミを見て、ダルシアは爽やかに頷いた。でも、なにか途中で気持ち悪いことを言いかけなかった? まあ、聞かなかったことにしてあげるけど。
「わぁーい! 家族が増えた! 楽しくなるねっ!」
「こらこらホミ。もう、現金だなあ。すみません、ダルシアさん」
「リンレン、だったかな? どうか君も兄と呼んでくれないか。私たちは早くに家族を亡くしたもの同士。だから、家族が増えるのは大歓迎なんだよ」
「えっと……じゃあ、あの、ダルシア兄さん……?」
照れ臭そうにリンレンが言う。ずっと長男であった彼は、初めて出来た「兄」という存在に戸惑っているようだ。なんにせよ、ホミに笑顔が戻ってよかったわ。まあ、ダルシアが私を連れて帰ると言っても、絶対に拒否したんだけどね。ほっと一段落したところで、みんなを優しい目で眺めていたヴィーが、不意に窓に目をやった。
「ティアリエスが来たようだ」
窓の外には、この世のものとは思えない、白く美しい馬がいた。額には長い角がある。これが幻獣ユニコーン、なんて美しいのかしらと、私は興奮した。が、私よりも興奮している者が隣にいた。
「わぁーい! 家族が増えた! 楽しくなるねっ!」
「こらこらホミ。もう、現金だなあ。すみません、ダルシアさん」
「リンレン、だったかな? どうか君も兄と呼んでくれないか。私たちは早くに家族を亡くしたもの同士。だから、家族が増えるのは大歓迎なんだよ」
「えっと……じゃあ、あの、ダルシア兄さん……?」
照れ臭そうにリンレンが言う。ずっと長男であった彼は、初めて出来た「兄」という存在に戸惑っているようだ。なんにせよ、ホミに笑顔が戻ってよかったわ。まあ、ダルシアが私を連れて帰ると言っても、絶対に拒否したんだけどね。ほっと一段落したところで、みんなを優しい目で眺めていたヴィーが、不意に窓に目をやった。
「ティアリエスが来たようだ」
窓の外には、この世のものとは思えない、白く美しい馬がいた。額には長い角がある。これが幻獣ユニコーン、なんて美しいのかしらと、私は興奮した。が、私よりも興奮している者が隣にいた。