落ちこぼれ白魔術師ですが、潜伏先の幻獣の国で賢者になりました ~絶対に人間だとバレてはいけない、ドキドキスローライフは溺愛付き~
「ええと、はい。実は……」
私は、業火の山での出来事と、森で聞いた不思議な声の話をした。夢や幻だと思っていたけれど、こうなってくるとあの白いオーブが関与している可能性が高い。死にかけた私を救い、内から湧き上がる力をもたらしたもの。あれが森で『森羅万象』と名乗った力なのではないか、と考えも述べた。
「たぶんそうでしょう」
「お前、随分簡単に言うが、根拠はあるのか?」
断言するティアリエスに、ヴィーが問う。
「お忘れですか、王。このアブロシアの手記にも同じことが書かれていました。それに、森でパトリシアが聞いた言葉が、手記の背表紙の中にあった古い紙、その読めなかった部分を補完してくれています。献身と慈愛の化身、高潔なる魂を持つ者よ。我が名は森羅万象。この世界の意思、とね」
「ふむ。つまり……パトリシアはアブロシアと同じく、業火の山の宝を手に入れたと。そして、伝説の宝『森羅万象』は世界の全てを変える力を持つ、とてつもない力だということだな」
「で、でも、どうして私が? こんな大層な力を与えられる意味がわかりません」
私は、業火の山での出来事と、森で聞いた不思議な声の話をした。夢や幻だと思っていたけれど、こうなってくるとあの白いオーブが関与している可能性が高い。死にかけた私を救い、内から湧き上がる力をもたらしたもの。あれが森で『森羅万象』と名乗った力なのではないか、と考えも述べた。
「たぶんそうでしょう」
「お前、随分簡単に言うが、根拠はあるのか?」
断言するティアリエスに、ヴィーが問う。
「お忘れですか、王。このアブロシアの手記にも同じことが書かれていました。それに、森でパトリシアが聞いた言葉が、手記の背表紙の中にあった古い紙、その読めなかった部分を補完してくれています。献身と慈愛の化身、高潔なる魂を持つ者よ。我が名は森羅万象。この世界の意思、とね」
「ふむ。つまり……パトリシアはアブロシアと同じく、業火の山の宝を手に入れたと。そして、伝説の宝『森羅万象』は世界の全てを変える力を持つ、とてつもない力だということだな」
「で、でも、どうして私が? こんな大層な力を与えられる意味がわかりません」