落ちこぼれ白魔術師ですが、潜伏先の幻獣の国で賢者になりました ~絶対に人間だとバレてはいけない、ドキドキスローライフは溺愛付き~
ヴィーやドーランを救えたことは嬉しい。でも、大きすぎる力は正直怖い。自分がそれに相応しい人間ではないと思うからだ。
「その疑問に対しての説明は出来るかと思います。ここからは、手記や諸々を読み漁った私の推測になりますが……パトリシアとアブロシア、ふたりには共通点がありましたね?」
「ええ。自身の生命力を使い治療する、ということだったと思いますが」
「その通り。両者とも魔力が足りず、自身の生命力を使い他者を治療していた。それともうひとつ、アブロシアもパトリシアも誰かが助かるならば自分が死んでも構わない、という自己犠牲精神の塊です。献身と慈愛の化身、と呼ばれるには十分だと思いますが」
「はあ……」
ティアリエスの説明はわかりやすかったけれど、やはりしっくりこない。みんなは、うんその通りと頷いている。だけど、献身と慈愛の化身だなんて、いいように言われ過ぎて恥ずかしい。
「おや、納得出来ませんか? 奥ゆかしいですね。しかし、そういう人でないと選ばれないのでしょう」
「どういう意味ですか? 森羅万象が自ら選んだと?」
「その疑問に対しての説明は出来るかと思います。ここからは、手記や諸々を読み漁った私の推測になりますが……パトリシアとアブロシア、ふたりには共通点がありましたね?」
「ええ。自身の生命力を使い治療する、ということだったと思いますが」
「その通り。両者とも魔力が足りず、自身の生命力を使い他者を治療していた。それともうひとつ、アブロシアもパトリシアも誰かが助かるならば自分が死んでも構わない、という自己犠牲精神の塊です。献身と慈愛の化身、と呼ばれるには十分だと思いますが」
「はあ……」
ティアリエスの説明はわかりやすかったけれど、やはりしっくりこない。みんなは、うんその通りと頷いている。だけど、献身と慈愛の化身だなんて、いいように言われ過ぎて恥ずかしい。
「おや、納得出来ませんか? 奥ゆかしいですね。しかし、そういう人でないと選ばれないのでしょう」
「どういう意味ですか? 森羅万象が自ら選んだと?」