落ちこぼれ白魔術師ですが、潜伏先の幻獣の国で賢者になりました ~絶対に人間だとバレてはいけない、ドキドキスローライフは溺愛付き~
その日の夜はダルシアと私、ホミとリンレンで、遅くまでお喋りをした。昔バーディアに住んでいた時の話とか、亡くなった両親の話。それが終わると、今度はホミたちが両親の話をする。共に親を亡くした私たちは、お互いの両親を忍びながら、新しい出会いに感謝した。
翌日の昼下がり。私とダルシアは店をホミとリンレンに任せ、ヴィーの屋敷へと向かった。アレン大隊長と話をするためだ。屋敷に着くとファルが迎えてくれ、地下牢へと案内してくれる。古めかしい地下牢は、最近は全く使われていなかったようで、鉄格子の門扉や鍵は錆ついていた。牢の中には腕を組んで難しい顔をするヴィーと困った表情のティアリエスがいる。彼らの視線の先には、項垂れるアレンの姿があった。
「おお、来たか。こんなところに来てもらってすまないな」
ヴィーが私たちを見付けて言った。
「いえ。それで、どんな感じでしょうか?」
と、聞いてはみたけど、進展があったとは思えない。それはこの地下牢の様子で一目瞭然である。
「昨日の夜まで暴れ叫んでいたと見張りの者が言っていたが、朝にはこの通り、疲れてしまったのか項垂れたままなのだ」
翌日の昼下がり。私とダルシアは店をホミとリンレンに任せ、ヴィーの屋敷へと向かった。アレン大隊長と話をするためだ。屋敷に着くとファルが迎えてくれ、地下牢へと案内してくれる。古めかしい地下牢は、最近は全く使われていなかったようで、鉄格子の門扉や鍵は錆ついていた。牢の中には腕を組んで難しい顔をするヴィーと困った表情のティアリエスがいる。彼らの視線の先には、項垂れるアレンの姿があった。
「おお、来たか。こんなところに来てもらってすまないな」
ヴィーが私たちを見付けて言った。
「いえ。それで、どんな感じでしょうか?」
と、聞いてはみたけど、進展があったとは思えない。それはこの地下牢の様子で一目瞭然である。
「昨日の夜まで暴れ叫んでいたと見張りの者が言っていたが、朝にはこの通り、疲れてしまったのか項垂れたままなのだ」