落ちこぼれ白魔術師ですが、潜伏先の幻獣の国で賢者になりました ~絶対に人間だとバレてはいけない、ドキドキスローライフは溺愛付き~
ヴィーとダルシアはホミを降ろすと丁寧に縄を解く。額にあった切り傷と腕に出来た痣は、ダルシアが得意の治療魔術で綺麗に直した。もし、心の傷が深ければ私の魔術で記憶を消そうかとも考えたけれど、目覚めたホミはあっけらかんとして、開口一番「お腹が空いた」と言った。
「ホミ! 大丈夫? 怖かったでしょう?」
「う、うん。でも、パトリシアお姉ちゃんが助けに来てくれるって信じていたから。それよりも、あの……ご、ごめんなさいっ!」
「え?」
「勝手に森に行って、捕まって、迷惑かけて。しかも、二回目だし……」
ホミは項垂れた。彼女の可愛い耳も、シュンと折れてしまい元気がない。
「もういいのよ、ホミ。あなたが無事ならね。でも、今度は私も一緒に連れていってね! なんてたって、ホミは私の薬草探しの師匠なんだから!」
「お、お姉ちゃん……わあああああああん」
安心したのか、ホミはわんわんと声をあげて泣き出した。ヴィーが頭を撫で、ダルシアが肩を優しく叩き、彼女を励ましている。あら、そういえばアレンがいない?と思い周囲を窺うと、玉座の国王の元にいた。
「アレン、国王は?」
「ホミ! 大丈夫? 怖かったでしょう?」
「う、うん。でも、パトリシアお姉ちゃんが助けに来てくれるって信じていたから。それよりも、あの……ご、ごめんなさいっ!」
「え?」
「勝手に森に行って、捕まって、迷惑かけて。しかも、二回目だし……」
ホミは項垂れた。彼女の可愛い耳も、シュンと折れてしまい元気がない。
「もういいのよ、ホミ。あなたが無事ならね。でも、今度は私も一緒に連れていってね! なんてたって、ホミは私の薬草探しの師匠なんだから!」
「お、お姉ちゃん……わあああああああん」
安心したのか、ホミはわんわんと声をあげて泣き出した。ヴィーが頭を撫で、ダルシアが肩を優しく叩き、彼女を励ましている。あら、そういえばアレンがいない?と思い周囲を窺うと、玉座の国王の元にいた。
「アレン、国王は?」