落ちこぼれ白魔術師ですが、潜伏先の幻獣の国で賢者になりました ~絶対に人間だとバレてはいけない、ドキドキスローライフは溺愛付き~
「バーディアの兵士が森に入り込んで踏み荒らすから、だんだんと生態系が変わってきているんだ。戦争が終われば、また生えてくるかもしれないね」
少し申し訳ない気持ちになりながら、私はホミとリンレンと共に歩き出した。生まれ故郷のバーディアが森に攻め込んだから、薬草が取れなくなってホミたちが困っている。直接戦争に関わっているわけじゃないけど、なんだか申し訳ない気持ちになったのだ。
レンガ造りの住宅に挟まれた細い坂を登っていくと、やがて三角屋根の家に着いた。丸い窓に、楕円形のおしゃれなドア。そのドアにはなにやら看板がかかっている。
「ここがふたりの家? 看板になんて書いてあるの?」
「ルルド・ファーマシーだよ。ルルドの薬屋さんって意味」
リンレンが指差しながら説明し、また続けて言った。
「ルルドは僕たちの父さんの名前。さっきトネリさんから聞いたと思うけど、父さんと母さんは薬草師だったんです。一年前に母さんが亡くなって、半年前に父さんが……だから、もうこの看板は下ろさないと駄目なんですけど」
「そう……それは寂しいね」
少し申し訳ない気持ちになりながら、私はホミとリンレンと共に歩き出した。生まれ故郷のバーディアが森に攻め込んだから、薬草が取れなくなってホミたちが困っている。直接戦争に関わっているわけじゃないけど、なんだか申し訳ない気持ちになったのだ。
レンガ造りの住宅に挟まれた細い坂を登っていくと、やがて三角屋根の家に着いた。丸い窓に、楕円形のおしゃれなドア。そのドアにはなにやら看板がかかっている。
「ここがふたりの家? 看板になんて書いてあるの?」
「ルルド・ファーマシーだよ。ルルドの薬屋さんって意味」
リンレンが指差しながら説明し、また続けて言った。
「ルルドは僕たちの父さんの名前。さっきトネリさんから聞いたと思うけど、父さんと母さんは薬草師だったんです。一年前に母さんが亡くなって、半年前に父さんが……だから、もうこの看板は下ろさないと駄目なんですけど」
「そう……それは寂しいね」