落ちこぼれ白魔術師ですが、潜伏先の幻獣の国で賢者になりました ~絶対に人間だとバレてはいけない、ドキドキスローライフは溺愛付き~
私を見つめるふたりの視線はキラキラととても眩しい。志だけが高くて、実力が伴わない落ちこぼれなのに、こうまで褒められると、逆に申し訳なくなる。本当はたいしたことないって知ったら、ホミもリンレンもガッカリするだろうな。そう思うとチクリと胸が痛んだ。
「そうだ。ホミ! 救護所に薬草茶を届けるんじゃなかったのかい? きっとみんな待っているよ?」
突然、思い出したようにリンレンが言った。どうやら、ホミが用事を忘れていたらしい。
「あっ、そうだった! 今すぐ届けにいくね。就寝の時間までには間に合うと思うから」
「外出するなら一緒に行くわよ。私を助けていて用事を忘れたのだろうし。構わない?」
「うんっ! 一緒に行こう、お姉ちゃん! ついでに町を案内してあげる」
ホミは嬉しそうに腰に纏わり付いて来た。
「助かります、パトリシア。うっかり常習犯のホミが、寄り道をしてまた用事を忘れないように見張って下さいね」
「ふんっだ! お兄ちゃんの意地悪!」
軽く悪口を返すと、ホミはペロッと舌を出す。
そして、手提げの籠に乾燥させた薬草の袋をふたつ詰めると、私の手を引いて慌ただしく家を出た。
「そうだ。ホミ! 救護所に薬草茶を届けるんじゃなかったのかい? きっとみんな待っているよ?」
突然、思い出したようにリンレンが言った。どうやら、ホミが用事を忘れていたらしい。
「あっ、そうだった! 今すぐ届けにいくね。就寝の時間までには間に合うと思うから」
「外出するなら一緒に行くわよ。私を助けていて用事を忘れたのだろうし。構わない?」
「うんっ! 一緒に行こう、お姉ちゃん! ついでに町を案内してあげる」
ホミは嬉しそうに腰に纏わり付いて来た。
「助かります、パトリシア。うっかり常習犯のホミが、寄り道をしてまた用事を忘れないように見張って下さいね」
「ふんっだ! お兄ちゃんの意地悪!」
軽く悪口を返すと、ホミはペロッと舌を出す。
そして、手提げの籠に乾燥させた薬草の袋をふたつ詰めると、私の手を引いて慌ただしく家を出た。