落ちこぼれ白魔術師ですが、潜伏先の幻獣の国で賢者になりました ~絶対に人間だとバレてはいけない、ドキドキスローライフは溺愛付き~
早足で坂を下るホミに合わせ、私も躓かないように注意して歩く。石畳は綺麗に舗装されているけれど、たまに浮き出た石があって、足を取られることがある。行き道も何度か足を取られそうになり、リンレンに気を付けるように言われたのだった。
「そこがマインさんちで、向こうがブラウンさんち! 右に行くと広場があって、左は王様のお屋敷と神殿があるよ」
ホミは捲し立てた。そういえば、なんどか話に出て来た「王様」って、どんな人なのだろう。人間が大嫌いだという噂だけど。
そんなことをぼんやり考えていると、やがて、ある石造りの家に着いた。 平屋で扉が大きく、一度に何十人も出入り出来そうな仕様だ。
「ここが、救護所だよ」
ホミに付いて中に入ると、簡易ベッドがいくつか置かれている広い部屋があった。ベッドには数人が横たわっていて、みんな体のどこかに包帯を巻いている。
「ここにいる怪我人って、もしかしてバーディアの戦争が原因で……?」
「うん。森に侵攻してくる人間が警護している獣人たちを襲うの。あたしたちは争いたくないから出来るだけ暴力は振るわないんだけど、人間は容赦なく襲ってきて……」
「そっか……ごめんね」
「そこがマインさんちで、向こうがブラウンさんち! 右に行くと広場があって、左は王様のお屋敷と神殿があるよ」
ホミは捲し立てた。そういえば、なんどか話に出て来た「王様」って、どんな人なのだろう。人間が大嫌いだという噂だけど。
そんなことをぼんやり考えていると、やがて、ある石造りの家に着いた。 平屋で扉が大きく、一度に何十人も出入り出来そうな仕様だ。
「ここが、救護所だよ」
ホミに付いて中に入ると、簡易ベッドがいくつか置かれている広い部屋があった。ベッドには数人が横たわっていて、みんな体のどこかに包帯を巻いている。
「ここにいる怪我人って、もしかしてバーディアの戦争が原因で……?」
「うん。森に侵攻してくる人間が警護している獣人たちを襲うの。あたしたちは争いたくないから出来るだけ暴力は振るわないんだけど、人間は容赦なく襲ってきて……」
「そっか……ごめんね」