落ちこぼれ白魔術師ですが、潜伏先の幻獣の国で賢者になりました ~絶対に人間だとバレてはいけない、ドキドキスローライフは溺愛付き~
作成途中でお昼が来て、三人で簡単な昼食を取ると、また続きをする。午後の日差しが傾いてくると、一旦リンレンが離脱して、薬草を煎じる作業に入った。夜、救護所へ持っていく薬草茶の準備をするためだ。その間、ホミと私はせっせとアミュレットを作った。最初まごついていたホミも、十個完成させる頃にはだんだん手慣れてきて、随分作業時間が早くなった。
それから、戻ってきたリンレンが作業に加わってしばらくののち、森林警備の獣人二十名のアミュレットが完成した。
「出来ましたね!」
うーんと伸びをしながらリンレンが言った。
「そうね。ホミもリンレンも疲れたよね、お手伝いありがとう!」
「ううん、疲れてないよ。あ、でも、ちょっとお腹は空いたかなあ」
「ホミがそう言うと思って、薬草を煎じる時にかぼちゃのシチューを作っておいたんだよ」
「わあ、さすがお兄ちゃん! あたしのこと、なんでもわかるのね!」
えへんと胸を張るリンレンと、尊敬の眼差しを向けるホミ。ほのぼのとした兄妹の会話に、私の心は和み同時にある種の郷愁も生まれた。
それから、戻ってきたリンレンが作業に加わってしばらくののち、森林警備の獣人二十名のアミュレットが完成した。
「出来ましたね!」
うーんと伸びをしながらリンレンが言った。
「そうね。ホミもリンレンも疲れたよね、お手伝いありがとう!」
「ううん、疲れてないよ。あ、でも、ちょっとお腹は空いたかなあ」
「ホミがそう言うと思って、薬草を煎じる時にかぼちゃのシチューを作っておいたんだよ」
「わあ、さすがお兄ちゃん! あたしのこと、なんでもわかるのね!」
えへんと胸を張るリンレンと、尊敬の眼差しを向けるホミ。ほのぼのとした兄妹の会話に、私の心は和み同時にある種の郷愁も生まれた。