crass
ちゃんと眠ったけれど
ちゃんと眠れなったみたいな
不思議な感覚がずっと続いた。

ずっとドキドキしていたんだ。
昨夜の、蒼輔さんに。

休日で誰もいないオフィスは
仕事がどんどん進む予定だった。

余計なことなんか考えたくない。

やっぱり眠いのかな。
ちゃんと、眠れなかったのかな。
なんだか、捗らない。

…蒼輔さんのせいか。

今頃、蒼輔さんはきっと…
と、想像していたら、目の前に
蒼輔さんが現れた。

「コーヒー飲む?」
と蒼輔さんが声をかけてきた。

「……。」

何か言えるわけもなく…
目を反らしてパソコンをみた。
ただでさえ、捗らないのに。
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