crass
視線を感じながら、
仕事を進めていたけれど
気になってしまって、見ると、
蒼輔さんがこちらを見ていた。
「亜輝は、俺に、どうしてほしい?」
…何か言えるわけでもない。
私自身がよくわかってないのに。
「なんでもするから。」
「だったら…毎日、キスして。」
「…いいよ。」
「…良くないよ。蒼輔さん。」
私はまたパソコンに目をやった。
相変わらず、捗るわけはない。
今の、蒼輔さんを作っているのは
間違いなく、今の恋人。
カラダの細胞も皮膚もまつ毛も
唇も髪も、しっとりしたあの手も、
もしかしたら…
心も。
オフィスなのに、仕事中なのに、
蒼輔さんはキスをしてきた。
仕事を進めていたけれど
気になってしまって、見ると、
蒼輔さんがこちらを見ていた。
「亜輝は、俺に、どうしてほしい?」
…何か言えるわけでもない。
私自身がよくわかってないのに。
「なんでもするから。」
「だったら…毎日、キスして。」
「…いいよ。」
「…良くないよ。蒼輔さん。」
私はまたパソコンに目をやった。
相変わらず、捗るわけはない。
今の、蒼輔さんを作っているのは
間違いなく、今の恋人。
カラダの細胞も皮膚もまつ毛も
唇も髪も、しっとりしたあの手も、
もしかしたら…
心も。
オフィスなのに、仕事中なのに、
蒼輔さんはキスをしてきた。