crass
「私も蒼輔さんのこと好きだよ。
でも恋人…じゃないよね。」
髪を触れてる手を蒼輔さんが
そっと握ってくれた。

「蒼輔さんの彼女って、きっと
蒼輔さんのこと、好きでしょ?
たぶん…私より。」

蒼輔さんの髪を触れてる手を
離して、ペットボトルを開けて
水を飲んだ。

「卑猥だね。私たちって。
恋人でもなく、結婚もしない。
ただ欲望のままにキスして。」

ペットボトルを閉めて床に置いて
蒼輔さんの顔をまた見た。

「…別れちゃダメだよ。彼女と。」
何も言わないで、体を起こして
蒼輔さんは私を抱きしめて…
耳や首筋や鎖骨をキスしてきた。

「俺の…気持ちは?」
私の乱れた髪を整えるようにして
唇にキスをしてきた。

欲望のまま流されてる…。
< 28 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop