二次元の外には、予想外すぎる甘々懐妊が待っていました
ようやく、目の前のモニターに映る子が香澄という名前であることを突き止めた涼は、いつもなら絶対に考えないことを頭に思い浮かべていた。
(もっと、この子と話したい)
本当ならば、ここで
「実は拓人じゃないんだ、ごめんね」
と種明かしをした上で話をした方が、きっと涼は話しやすかっただろう。
でも、香澄は目をキラキラさせながら
「やっぱり私ではキャラクターが思いつかないのすが、他にいい事例ありますか?」
「読んだ方がいい本や、見た方がいい映画とかあります?」
などと、真剣に聞いてくるものだから、涼は拓人じゃないことを伏せたまま……だけど自分が思いつくようなキャラクターや好きな本、映画について語ってみた。
ちなみに、涼が女性キャラクター事例として挙げたのは、過去涼と関わりがあった女性達。
最初はプロフィールだけを涼は話していたのだが
「そういう人は、好きな人にどんな対応をするんですか?」
「好みのデート場所はどこですか?」
「セックスをするときは受けですか、攻めですか」
など、本当に香澄は深ーく聞こうとする。
最初こそ
「どうして、先輩はそういうことを知ってるんですか?」
とも聞かれて、ぎくりと涼は身構えたものの、涼が語るエピソードがあまりにも香澄の世界からかけ離れていたせいなのか
「もっと聞かせてください!」
「その後、どうなったんですか!?」
ぐいぐい涼の話に食いついてきた。
自分は過去の事実しか言ってないのに、創作だと思っていた香澄が最後に必ず
「やっぱ拓人先輩、天才すぎます……さすが、あの冷酷ドS弁護士キャラクターを生み出しただけのことはあります……!」
この様に拓人を褒めちぎるので、それは心底ムカついた。
ちなみに、香澄が言ったドS弁護士というのは、拓人の大ヒット作のゲームのキャラクターであり、涼本人がモデルだったりする。涼は拓人から聞かされてはいないが、気づいてはいたので
「いつライセンス料を請求しようかな」
などとタイミングを見計っているというのは、また別の話……。
それからも、涼が繰り出す、数々の刺激的な恋愛エピソードにひたすら耳を傾けながらメモをとる香澄、という図式が続いてはいたが、涼はだんだんとこう考えるようになった。
(この子は、どんなデートシチュエーションなら喜んでいただけるのだろう)
まさか、それを聞き出すだけなのに、予想外な苦労をこの後もすることになんて、涼は夢にも思わなかった。
(もっと、この子と話したい)
本当ならば、ここで
「実は拓人じゃないんだ、ごめんね」
と種明かしをした上で話をした方が、きっと涼は話しやすかっただろう。
でも、香澄は目をキラキラさせながら
「やっぱり私ではキャラクターが思いつかないのすが、他にいい事例ありますか?」
「読んだ方がいい本や、見た方がいい映画とかあります?」
などと、真剣に聞いてくるものだから、涼は拓人じゃないことを伏せたまま……だけど自分が思いつくようなキャラクターや好きな本、映画について語ってみた。
ちなみに、涼が女性キャラクター事例として挙げたのは、過去涼と関わりがあった女性達。
最初はプロフィールだけを涼は話していたのだが
「そういう人は、好きな人にどんな対応をするんですか?」
「好みのデート場所はどこですか?」
「セックスをするときは受けですか、攻めですか」
など、本当に香澄は深ーく聞こうとする。
最初こそ
「どうして、先輩はそういうことを知ってるんですか?」
とも聞かれて、ぎくりと涼は身構えたものの、涼が語るエピソードがあまりにも香澄の世界からかけ離れていたせいなのか
「もっと聞かせてください!」
「その後、どうなったんですか!?」
ぐいぐい涼の話に食いついてきた。
自分は過去の事実しか言ってないのに、創作だと思っていた香澄が最後に必ず
「やっぱ拓人先輩、天才すぎます……さすが、あの冷酷ドS弁護士キャラクターを生み出しただけのことはあります……!」
この様に拓人を褒めちぎるので、それは心底ムカついた。
ちなみに、香澄が言ったドS弁護士というのは、拓人の大ヒット作のゲームのキャラクターであり、涼本人がモデルだったりする。涼は拓人から聞かされてはいないが、気づいてはいたので
「いつライセンス料を請求しようかな」
などとタイミングを見計っているというのは、また別の話……。
それからも、涼が繰り出す、数々の刺激的な恋愛エピソードにひたすら耳を傾けながらメモをとる香澄、という図式が続いてはいたが、涼はだんだんとこう考えるようになった。
(この子は、どんなデートシチュエーションなら喜んでいただけるのだろう)
まさか、それを聞き出すだけなのに、予想外な苦労をこの後もすることになんて、涼は夢にも思わなかった。