二次元の外には、予想外すぎる甘々懐妊が待っていました
 涼はまず、香澄の唇を徹底的に愛し始めた。
 液晶越しで見た時よりもずっと、苺のように熟れている香澄に、涼は吸い寄せられる。

(まずい、止められない)

 香澄の口腔内を舌で舐めると、甘い味がした。
 こんなに夢中になってキスをしたのも、涼は初めてだった。

「んっ……!」

 香澄が、苦しそうに涼の白シャツを掴んできたことで、ようやく自分が香澄の呼吸を止めていたことに涼は気づいた。

(しまった……!)

 涼は香澄の唇から少し離してから

「ほら、息を整えて」

 と、時々香澄に深呼吸させるようにした。
 そうしなければ、自分が香澄を窒息死させるような気がしたから。
 それくらい、香澄の口はどこもかしこも美味しくて仕方がなかった。

(このままずっと味わっていたい)

 涼はつい、キスの合間に聞いてしまった。

「香澄、どう?」
「んっ……」
「キス、気持ちいい?」

 もし、自分と同じ気持ちであったらどんなに良いか。
 これで「気持ち悪い」と言われたら、きっと涼は立ち直ることはできなかったかもしれない。

「きもちいい……」

(か、可愛い……)

 とろんとした目つきと、緩んだ口元でそのように言われてしまい、涼はますます香澄にのめり込んでいく。
 本当であれば、このまま香澄の中に入りたくなるところだったが、香澄は初めてだ。
 初めての行為がトラウマになってしまったらどうしようと涼は少し怖くなった。
 今すぐに香澄の中で動きたいという、雄としての欲望と、香澄をどろどろに甘やかしたいという、年上男としての望みに板挟みになっていた。
 香澄は、涼がそんな悩みを抱きながら自分に触れているなどと思いもしないのだろう。
 涼の手が触れるたびに、どんどんと表情も緩やかになり、緊張のせいでこわばっていたであろう体も緩んでいた。

(思ったより、大きいな……)

 次に涼の目に止まったのは、可愛らしい胸だった。
 液晶越しで見た印象から、もう少し小さめかと思っていたが、涼の手のひらで包むとほんの少しはみ出るくらいには、大きくてやわらかかった。

「ここもいいね……マシュマロのように白くて、ふわふわしてる」
「それは……いいことなの?」
「最高ってことだよ」

 涼は、触れれば触れるたびに、香澄の体に夢中になっていく。
 わたあめのような胸も、飴玉のようにコロコロと可愛らしいその頂も、涼は時間をかけて愛した。
 香澄はどうも、そうされるのが本能的に好きらしく、涼の唇が頂から離れるたびに

「もっとして……」

 とおねだりをしてきた。
 涼としては、きっとここだけで3時間は愛し続けることができるだろうと思ったが、それ以上に下半身に限界が来ていた。
 
(2回目以降で、胸攻めし続けようかな)

 そう考えた涼は、いよいよ香澄の隠されていた茂みを暴いた。

「すごい……とろとろ……」

 香澄の入口の蜜もまた、涼を待ち望んでいるようだった。
 涼は、舌なめずりをしてから、さらなる快感を香澄に与えた。
 これまで培った性の知識を全て動員してでも、涼は考えた。
 香澄が、自分との行為の虜になりますように、と。決して他の男と、ではなく。
 でも涼はすでにわかってもいた。
 自分の方が、香澄とのセックスに溺れきっていることを。
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