二次元の外には、予想外すぎる甘々懐妊が待っていました
 涼が触れれば触れるほど、声を聞かせてくれる。
 尋ねれば尋ねるほど、応えてくれる。
 そんなことが、涼を喜ばせていく。 
 時々、恥ずかしさからなのか、香澄は目を逸らしたり、ぎゅっと目を瞑ってしまうことが多かった。
 香澄の目の中にずっと自分を写していたい涼は、どうにか香澄に自分の方を見てもらえないかと、声をかけ続けた。

「だーめ、僕を見て」

 耳元でそう囁いてやると、すぐに戻ってしまうものの、頑張って自分を見ようとしてくれる香澄もまた、素直で可愛いと思った。

(早く素肌を合わせたい……!)

 どうにか身につけた、スマートに服を脱ぐ技のおかげで、香澄にキスの雨を降らしながら、あっという間に裸になることはできた。
 自分の硬い肉と、香澄の柔らかい肉がぶつかり合った時、一体どんな快感が得られるのだろうか、と涼はワクワクしていた。
 
(でも、まだ早い……)

 一気に押し潰してしまい、香澄を壊してしまうのは嫌だった。
 もっと香澄を喜ばせたいと、涼はキスの雨をお腹から下、そして足の付け根部分に徹底して降らせていく。

「え!?そ、そんなところ……やめて……」

 入口部分と、その周辺を唇で愛せば愛する程、香澄が喜びの声をあげてくれる。

「ん?ここじゃない?じゃあ……こっちかな……」
「ひゃっ!」

(もっと聞きたい……!)

「…………かわいい声。こっちはどうかな」

 こうして涼は、香澄の声を聞きたいがためだけに、試行錯誤を繰り返す。
 他の女達とは、適当に濡らしたらそのまま本番だったというのに、どうして香澄にだけはもっとしてやりたいと思うのだろうかと、涼は自分で自分のことが不思議だった。

(ここは、まだ誰も触れたことのない場所……)

 涼は、そう考えた瞬間一気に自分の雄を押し進めたい欲に支配されそうになった。

(このままでは、初めての香澄を傷つけてしまう……!それにアレもつけてない……!)

 咄嗟に我に返った涼は、急いで香澄の体から離れることにした。
 もう少し落ち着かせないと、今度こそ香澄を怖がらせてしまうと思ったから。
 涼が深く深呼吸をしながら、自分の理性を取り戻そうとしたその時、香澄の口から予想外の言葉が飛び出した。

「ごめんなさい!私じゃ、その………勃たないってこと……ですよね!」
「…………え?」
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