二次元の外には、予想外すぎる甘々懐妊が待っていました
「んんっ……」
「香澄、ちゃんと鼻で呼吸して」
涼は、香澄に深いキスを与える合間に、ほんの少し唇を離しては、香澄に語りかける。
「可愛いよ」
「もっと口を開けて」
「いい子だね」
最初こそ、香澄はガチガチになって涼の唇や舌を受け止めていた。
けれど、涼が丁寧に香澄の唇を自分のそれで目一杯愛したことで、香澄の体に残っていたクリスマスイブの記憶が蘇ったのだろう。
いつの間にか、香澄もまた、涼の唇や舌を必死で求めるようになっていた。
それから涼は、唇だけではなく、香澄の頬や首筋にもキスを落とし始める。
「あっ……」
涼によって首筋を軽く吸われた香澄の体が、ぴくんと跳ねた。
「ふふ。香澄はここが弱いんだよ」
「そ、そんなこと……私知らない……」
「知らないはずはないよ。だって、全部クリスマスイブの日に香澄に教えたんだから」
香澄は、恥ずかしくなり涼から目を逸らしたかったが、涼の手が香澄の顔をホールドしており、顔を動かすことができなかった。
「僕の目を見て」
「やっ……見ないで、恥ずかしい」
香澄は、ぎゅっと目を瞑り、何も見ないようにした。
そうすることで、香澄はずっと周囲から与えられる羞恥心から耐えてきたから。
「恥ずかしくないから。ほら……」
「でも…………私…………」
「香澄。お願い。僕をちゃんと見て」
涼がそんな風に言う声が、あまりにも温かかった。
だからだろうか。
つい、目を開けてしまった。
その瞬間、涼と目が合った。
涼の目はキラキラと輝いてた。
そして、何より香澄が驚いたのは……。
「よかった。香澄が僕を見てくれた」
本当に嬉しそうに涼が微笑んだから。
たかが、自分と目が合ったというだけで。
今までは、誰かと目が合えばすぐに陰口を言われていた人生だったからだろうか。
香澄もまた、たったそれだけなのに、涙が出るほど嬉しいと思ってしまった。
「どうしてですか……?」
「え?」
香澄は、涼の目を見つめたまま、ぽろぽろ涙をこぼしながら聞いた。
「どうして涼先生は、私をそんなに優しい目で見てくれるんですか?」
「そんなの、決まってるだろ」
涼は、香澄の涙を自らの舌でぬぐってやりながらこう言った。
「君が世界で1番愛しいからだよ」
その言葉を聞いた時だった。
香澄の記憶に、父親との思い出が蘇ったのは。
父親もまた、香澄にこう言った。
「香澄は、父さんにとって何よりも愛しい存在なんだ」
そして香澄も言った。
「香澄も、お父さん大好き!」
そんな風に、毎日愛を伝え合った父親は、あっという間に死んでしまったのだ。
香澄を助けるために。
だからこそ、香澄は急に怖くなった。
「やめてください」
香澄は、涼の胸を精一杯押し返した。
「香澄?」
「ダメです。私に愛しいって言っちゃダメなんです」
「愛しい女の子に愛しいって言うのは、自然なことだよ」
「お願いですから、私に愛しいなんて言わないでください。でないと……涼先生も死んじゃう。お父さんみたいに」
「香澄、ちゃんと鼻で呼吸して」
涼は、香澄に深いキスを与える合間に、ほんの少し唇を離しては、香澄に語りかける。
「可愛いよ」
「もっと口を開けて」
「いい子だね」
最初こそ、香澄はガチガチになって涼の唇や舌を受け止めていた。
けれど、涼が丁寧に香澄の唇を自分のそれで目一杯愛したことで、香澄の体に残っていたクリスマスイブの記憶が蘇ったのだろう。
いつの間にか、香澄もまた、涼の唇や舌を必死で求めるようになっていた。
それから涼は、唇だけではなく、香澄の頬や首筋にもキスを落とし始める。
「あっ……」
涼によって首筋を軽く吸われた香澄の体が、ぴくんと跳ねた。
「ふふ。香澄はここが弱いんだよ」
「そ、そんなこと……私知らない……」
「知らないはずはないよ。だって、全部クリスマスイブの日に香澄に教えたんだから」
香澄は、恥ずかしくなり涼から目を逸らしたかったが、涼の手が香澄の顔をホールドしており、顔を動かすことができなかった。
「僕の目を見て」
「やっ……見ないで、恥ずかしい」
香澄は、ぎゅっと目を瞑り、何も見ないようにした。
そうすることで、香澄はずっと周囲から与えられる羞恥心から耐えてきたから。
「恥ずかしくないから。ほら……」
「でも…………私…………」
「香澄。お願い。僕をちゃんと見て」
涼がそんな風に言う声が、あまりにも温かかった。
だからだろうか。
つい、目を開けてしまった。
その瞬間、涼と目が合った。
涼の目はキラキラと輝いてた。
そして、何より香澄が驚いたのは……。
「よかった。香澄が僕を見てくれた」
本当に嬉しそうに涼が微笑んだから。
たかが、自分と目が合ったというだけで。
今までは、誰かと目が合えばすぐに陰口を言われていた人生だったからだろうか。
香澄もまた、たったそれだけなのに、涙が出るほど嬉しいと思ってしまった。
「どうしてですか……?」
「え?」
香澄は、涼の目を見つめたまま、ぽろぽろ涙をこぼしながら聞いた。
「どうして涼先生は、私をそんなに優しい目で見てくれるんですか?」
「そんなの、決まってるだろ」
涼は、香澄の涙を自らの舌でぬぐってやりながらこう言った。
「君が世界で1番愛しいからだよ」
その言葉を聞いた時だった。
香澄の記憶に、父親との思い出が蘇ったのは。
父親もまた、香澄にこう言った。
「香澄は、父さんにとって何よりも愛しい存在なんだ」
そして香澄も言った。
「香澄も、お父さん大好き!」
そんな風に、毎日愛を伝え合った父親は、あっという間に死んでしまったのだ。
香澄を助けるために。
だからこそ、香澄は急に怖くなった。
「やめてください」
香澄は、涼の胸を精一杯押し返した。
「香澄?」
「ダメです。私に愛しいって言っちゃダメなんです」
「愛しい女の子に愛しいって言うのは、自然なことだよ」
「お願いですから、私に愛しいなんて言わないでください。でないと……涼先生も死んじゃう。お父さんみたいに」