二次元の外には、予想外すぎる甘々懐妊が待っていました
「ははは。困るよね、本当に」
「あんたも、同じようなことしてる癖に。香澄の住所だって、あんたのお友達の探偵に探らせてたのは、もう知ってるのよ!」
「ええ!?」
(た……探偵に、探らせてたって……)
香澄にとって、探偵と言う存在もまた、二次元の世界のものだと思っていた。
ドラマやマンガでは、謎を解き、困った人々を助ける正義の味方。
いつか、香澄も題材にしたいと思っていた職業だ。
「でも、彼の仕事はちょっと期待はずれだったかな」
「何言ってるのよ。あんたお抱えの探偵じゃないの。私も取材させてもらったけど、とても優秀な人よ」
(え、先輩会ったことあるの!?う、羨ましい)
「彼が探し当てられたのは、香澄の母親の遺産相続問題と、そこから割り出した香澄の行動範囲くらいでさ」
「っ!?」
(う……うちの母親の遺産相続問題を……知っていた……?あと、私の行動範囲って……!?)
次から次へと出てくる、涼の予想外の言葉に、香澄の頭はクラクラしてきた。
「それで……あんた、香澄の母親の遺産相続問題の案件が自分のところに来るように仕向けたってわけね」
「最初に香澄の母親が相談したところが、ポンコツなところだったんだから、むしろ感謝して欲しいくらいだけど、ね」
そう言うと、涼は香澄をじっと見つめながら
「あ、香澄からはキス1回くれればいいから」
「っ!?」
「そうやって、合間合間に香澄を口説かないで!ほんっと汚らわしい男ね……」
(だめだ、混乱してきた……)
おそらく、時系列がごちゃごちゃになってきているせいだろうか。
香澄の中での情報処理が、追いついていない。
「す、すみません……スマホ使ってもいいですか?」
「もちろん、使いなさい。そして文字でも認識しなさい。そこの色ボケ詐欺師が、どんだけやばい男なのかを」
「ははは……」
そうして、香澄は1つずつ、思い出しながら文字起こしをしていく。
香澄と涼は、八島とのリモート合宿の時に言葉を交わした。
涼は、その日から八島に香澄について探りを入れようとしていた。
涼がその日八島の家にきた理由は、女性が涼の家に侵入していたから。
その涼の家は、元々は今香澄がいる部屋だったが、八島に貸してて、クライアントを跪かせる(?)ために風呂なしアパートで生活している。
常にそう言うトラブルが起きたら引っ越しはしているが、女性たちが探偵とSNSを使って探してくる。
涼も、探偵を使って香澄の情報を調べていた。
母親の遺産相続問題も、この探偵からの情報。
香澄の行動範囲も、探偵によって知られている。
(これ……実話……?)
絶対、どこかにフィクションが入っているはずだ。
並べた情報どれをとってみても、二次元のラブサスペンスものの設定に通じる部分はあっても、とても二次元の外で行われるような出来事じゃない。
「あの……」
香澄はつい尋ねた。
「これ、新作のゲームの話……ですよね」
香澄の呟きに
「そうね、そうだったらどれだけマシか!」
と、八島が頭を抱えながら
「おかしいわよね。やっぱりこの男、おかしいでしょ?我が兄ながら不気味でしょ?怖いでしょ?」
「え、ええ……と……」
「あなたがこの地域住んでいることがバレたのは、私のせいだって言うのも白状する。だからこそ、香澄……あんたはこれ以上この男と関わったらダメなのよ」
(ん?ちょっと待って)
香澄がこの地域に住んでいるとバレたのも、八島のせいだと言った。
「あの……これ以上まだ何かあるんでしょうか……?」
「あんたも、同じようなことしてる癖に。香澄の住所だって、あんたのお友達の探偵に探らせてたのは、もう知ってるのよ!」
「ええ!?」
(た……探偵に、探らせてたって……)
香澄にとって、探偵と言う存在もまた、二次元の世界のものだと思っていた。
ドラマやマンガでは、謎を解き、困った人々を助ける正義の味方。
いつか、香澄も題材にしたいと思っていた職業だ。
「でも、彼の仕事はちょっと期待はずれだったかな」
「何言ってるのよ。あんたお抱えの探偵じゃないの。私も取材させてもらったけど、とても優秀な人よ」
(え、先輩会ったことあるの!?う、羨ましい)
「彼が探し当てられたのは、香澄の母親の遺産相続問題と、そこから割り出した香澄の行動範囲くらいでさ」
「っ!?」
(う……うちの母親の遺産相続問題を……知っていた……?あと、私の行動範囲って……!?)
次から次へと出てくる、涼の予想外の言葉に、香澄の頭はクラクラしてきた。
「それで……あんた、香澄の母親の遺産相続問題の案件が自分のところに来るように仕向けたってわけね」
「最初に香澄の母親が相談したところが、ポンコツなところだったんだから、むしろ感謝して欲しいくらいだけど、ね」
そう言うと、涼は香澄をじっと見つめながら
「あ、香澄からはキス1回くれればいいから」
「っ!?」
「そうやって、合間合間に香澄を口説かないで!ほんっと汚らわしい男ね……」
(だめだ、混乱してきた……)
おそらく、時系列がごちゃごちゃになってきているせいだろうか。
香澄の中での情報処理が、追いついていない。
「す、すみません……スマホ使ってもいいですか?」
「もちろん、使いなさい。そして文字でも認識しなさい。そこの色ボケ詐欺師が、どんだけやばい男なのかを」
「ははは……」
そうして、香澄は1つずつ、思い出しながら文字起こしをしていく。
香澄と涼は、八島とのリモート合宿の時に言葉を交わした。
涼は、その日から八島に香澄について探りを入れようとしていた。
涼がその日八島の家にきた理由は、女性が涼の家に侵入していたから。
その涼の家は、元々は今香澄がいる部屋だったが、八島に貸してて、クライアントを跪かせる(?)ために風呂なしアパートで生活している。
常にそう言うトラブルが起きたら引っ越しはしているが、女性たちが探偵とSNSを使って探してくる。
涼も、探偵を使って香澄の情報を調べていた。
母親の遺産相続問題も、この探偵からの情報。
香澄の行動範囲も、探偵によって知られている。
(これ……実話……?)
絶対、どこかにフィクションが入っているはずだ。
並べた情報どれをとってみても、二次元のラブサスペンスものの設定に通じる部分はあっても、とても二次元の外で行われるような出来事じゃない。
「あの……」
香澄はつい尋ねた。
「これ、新作のゲームの話……ですよね」
香澄の呟きに
「そうね、そうだったらどれだけマシか!」
と、八島が頭を抱えながら
「おかしいわよね。やっぱりこの男、おかしいでしょ?我が兄ながら不気味でしょ?怖いでしょ?」
「え、ええ……と……」
「あなたがこの地域住んでいることがバレたのは、私のせいだって言うのも白状する。だからこそ、香澄……あんたはこれ以上この男と関わったらダメなのよ」
(ん?ちょっと待って)
香澄がこの地域に住んでいるとバレたのも、八島のせいだと言った。
「あの……これ以上まだ何かあるんでしょうか……?」