90日のシンデレラ
「あー、椎名さん! きいてくれる?」
週明け月曜日の夕方、企画開発研修を終えて真紘は、業務改善コンペ室を訪れた。日曜日に仕上げたレポートを持って。
いけば、いつものように入り口近くのデスクにマダム山形がいて、本日はその向こう側に元気女史の大村がいた。
その大村が、真紘の顔を見つけて、ここぞとばかりに詰め寄った。
「私、エントリー落選しちゃった! 瑠樹さんとのご縁が切れちゃったよ~」
「エントリー? あ!」
「何? 椎名さん、メールみてないの?」
今日は三回目の選考会の結果発表の日であったらしい。コンペ室の壁掛けカレンダーをみて、真紘は気がついた。
ここ数週間は、企画開発研修のタスクに追われ、また瑠樹からのレポートチェックも忙しければ、すっかり締め切りに翻弄されていた真紘であった。締切日がタイトに詰まっていれば、レポート提出後の結果などすっかり忘れて真紘は次の課題に没頭していたのである。
(そうだ、今日はこっちの選考会結果発表だったんだ!)
この業務改善コンペは三週間ごとに選考会が行われる。少しずつ数が絞られていってスタート時点ではエントリー者は八組あったが、二回目終わった段階で残っているのは五組だ。その五組の中に、真紘と大村女史、堀江ママの三人が残っていた。その選考会も、今回で三回目。
結果はいつも個別にメールで知らされる。通っていればそのままコンペ案件を継続、そうでなければ速やかに元業務に集中すべしという、ある意味ストイックなコンペ運営となっていた。
週明け月曜日の夕方、企画開発研修を終えて真紘は、業務改善コンペ室を訪れた。日曜日に仕上げたレポートを持って。
いけば、いつものように入り口近くのデスクにマダム山形がいて、本日はその向こう側に元気女史の大村がいた。
その大村が、真紘の顔を見つけて、ここぞとばかりに詰め寄った。
「私、エントリー落選しちゃった! 瑠樹さんとのご縁が切れちゃったよ~」
「エントリー? あ!」
「何? 椎名さん、メールみてないの?」
今日は三回目の選考会の結果発表の日であったらしい。コンペ室の壁掛けカレンダーをみて、真紘は気がついた。
ここ数週間は、企画開発研修のタスクに追われ、また瑠樹からのレポートチェックも忙しければ、すっかり締め切りに翻弄されていた真紘であった。締切日がタイトに詰まっていれば、レポート提出後の結果などすっかり忘れて真紘は次の課題に没頭していたのである。
(そうだ、今日はこっちの選考会結果発表だったんだ!)
この業務改善コンペは三週間ごとに選考会が行われる。少しずつ数が絞られていってスタート時点ではエントリー者は八組あったが、二回目終わった段階で残っているのは五組だ。その五組の中に、真紘と大村女史、堀江ママの三人が残っていた。その選考会も、今回で三回目。
結果はいつも個別にメールで知らされる。通っていればそのままコンペ案件を継続、そうでなければ速やかに元業務に集中すべしという、ある意味ストイックなコンペ運営となっていた。