90日のシンデレラ
嬉しいけれど、恥ずかしい。すべてが、それに尽きる。セリフだけでなく、そのキスだって反則だ。
どうしてこの人は、自分の予想を突き抜けたことばかりしてくるのだろう。それに、こんなシチュエーションで夜を迎えることになるなんて。
ブランケットの中で瑠樹は、しっかりと真紘を包み込む。頭のてっぺんへのキスをきっかけに瑠樹は真紘の額へ、頬へ、こめかみへ、唇を這わせていく。
三日前の土曜の夜にドキドキして覚悟を決めた。あの高揚が、いま真紘の中に甦る。
「外ではしないよ」
「当たり前です!」
意図せずして真紘の言葉尻が強くなる。でもそんなこと、瑠樹は気にしない。むしろ……
「真紘って、シャイだな。かわいい」
などという。
そして、どう返していいかわからなくて困り顔の真紘の頬に、再び瑠樹はキスをする。
ふたりで一枚のブランケットを使っている。その中でさらに瑠樹の腕の中にいる真紘は、二重に包囲されている。
甘く拘束されていれば、真紘は大人しくキスをもらうだけだ。心なしか体は仰向け気味になっていて、そこに瑠樹の体の重みを感じ取った。
「ねぇ、真紘。他にいうことはない?」
半分真紘を押し倒した状態で、子供のように瑠樹は催促してくる。
もうこの頃には真紘は押し倒されているだけでなく、瑠樹の膝が真紘の足の間に割り込まれている。内腿に自分のものとは違う肌の感触があって、嫌がうえでも男を意識してしまう。でも足を絡ませ合っていれば、とても温かい。
今までの行動パターンからカレシが望むのはきっとこんなシチュエーションだと、真紘は推測した。
どうしてこの人は、自分の予想を突き抜けたことばかりしてくるのだろう。それに、こんなシチュエーションで夜を迎えることになるなんて。
ブランケットの中で瑠樹は、しっかりと真紘を包み込む。頭のてっぺんへのキスをきっかけに瑠樹は真紘の額へ、頬へ、こめかみへ、唇を這わせていく。
三日前の土曜の夜にドキドキして覚悟を決めた。あの高揚が、いま真紘の中に甦る。
「外ではしないよ」
「当たり前です!」
意図せずして真紘の言葉尻が強くなる。でもそんなこと、瑠樹は気にしない。むしろ……
「真紘って、シャイだな。かわいい」
などという。
そして、どう返していいかわからなくて困り顔の真紘の頬に、再び瑠樹はキスをする。
ふたりで一枚のブランケットを使っている。その中でさらに瑠樹の腕の中にいる真紘は、二重に包囲されている。
甘く拘束されていれば、真紘は大人しくキスをもらうだけだ。心なしか体は仰向け気味になっていて、そこに瑠樹の体の重みを感じ取った。
「ねぇ、真紘。他にいうことはない?」
半分真紘を押し倒した状態で、子供のように瑠樹は催促してくる。
もうこの頃には真紘は押し倒されているだけでなく、瑠樹の膝が真紘の足の間に割り込まれている。内腿に自分のものとは違う肌の感触があって、嫌がうえでも男を意識してしまう。でも足を絡ませ合っていれば、とても温かい。
今までの行動パターンからカレシが望むのはきっとこんなシチュエーションだと、真紘は推測した。