Restart〜二度目の恋もきみと
“もっと君のことが知りたいんだ”

そう竜海さんからデートに誘われたときは
私はどうして良いかわからず
パニクった私は咄嗟に
“私、つまらない女なので
やめておいた方がいいです!”
と折角の誘いを拒否してしまった。

それでも竜海さんは
“こんな一緒にいて楽しい女性は
他にいないよ”
とその後もめげずに
何度もデートに誘ってくれた。

そして何度も誘われるうちに
とうとう根負けした私は
困惑しながらも食事することを承諾したのだ。

そして会えば会うほどに
惹かれてしまう心に
私は贖うことができなかった。

彼から「付き合ってほしい」と
言われたときは驚いたものの
嬉しくて二つ返事で受け入れたのだ。

それから、生まれて初めて出来た彼氏に
私は毎日が幸せだった。

初めてのデートに初めてのキス、
そして夜景の見えるホテルで
初めて男性というものを知った。

本当に毎日が楽しくてドキドキして
竜海さんを知れば知るほど
好きになっていった。
 
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