神さま…幸せになりたい

1つに…

ベッドに縫い付けられてすぐに唇を合わせる。啄むようなキスが角度を変えて深く深くなっていく。舌と舌を絡ませ合いお互いの唾液を交換する。

いつの間にか下着だけの姿になっていて恥ずかしくなった私は両手でブラを隠そうとすると「詩織の全部、俺に見せて」手にキスをしながらブラも取っていき、
情熱的に舌を敏感な場所に這わせれば尖りを増す。
「綺麗だよ。愛してる」
熱い舌で労わるように口づけされ、触られればそれだけで一気に上り詰める。「あぁ…あ…」
一瞬で達した私の中に熱い彼が入ってくる。お互いの肌を何度も求め合って、私は何度、達したかわからなくて意識を失っていた。

「大丈夫か?」
「亘…くん」
「無理させたな。ごめんな」
「ううん…よかったから」
「あぁ…俺も気持ちよかった。シャワー浴びよう」
抱き上げられ浴室に向かった。恥ずかしがる私に「もう全部見たから」と耳元で囁かれれば、羞恥でどうにかなりそうだ。
髪を洗って、身体も洗ってもらいながらキスをする。先程の余韻で甘ったるい声が漏れてしまう。
亘くんはジムにも行ってるだけあって腹筋は割れ、胸板も厚く見惚れてしまい首に腕を回せば深い口づけに変わる。お互い我慢できずにもう一度、体を重ねた。

大きいバスタブに後ろから抱きしめられ亘くんの胸に頭を預けて浸かっていた。
「気持ちいいー」
「あぁ詩織はどこもかしこも柔らかかったな」
「眠たいー」
「寝てもいいぞ。運ぶから」
「大丈夫。重いから…」
「詩織は軽いよ」

そんな会話をしてるうちに、そのまま眠ってしまった。
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