誰か僕に気がついて
家族ってなんだろう
同じ屋根の下に住み
話をし生活している
それだけでは
家族とは言えないんじゃ
ないだろうか
心がバラバラになれば
一瞬にして崩れる
憎しみさえ湧いてくる
僕は憎しみの裏側に
いつもいつも
本当はこうして欲しいのに・・と
強い気持ちがあった
認めてもらいたかった
他の誰よりも・・
そして、許してほしかった
いいことも
悪いことも
ちょっとしたまちがいも・・
だけどみんな忙しすぎて
自分の事で精一杯になる
苦しくなると
責め合う
そして話もしない
いつのまにか
どんどん距離ができてしまう
いちばん愛し合えるのが
家族のはずなのに
愛なんてなかった
でもいちばん憎しみ合うのも
家族かもしれない
みんな一生懸命、毎日毎日
心の中からメッセージを
送っている
現れるメッセージは
心の中と違うこともある
甘えたいのに
怒ってしまう
助けてあげたいのに
無視してしまう
本当の心を分かり合えたら
どんなにいいだろう
バラバラになった
僕たちは
大事なものを
取り戻すことが出来た
いつかばあちゃんが
言っていたように
最悪な僕たちの中にも
神様はいた
そして天国のじいちゃんは
僕と共にいた
死にたかったのは、僕だけじゃない
同じ気持ちの人がいる
この世のどこかに、必ずいる
ばあちゃんが、一生誰にも
話さないつもりだったけど・と
こっそり教えてくれた
死んだじいちゃんもな
若いころ、納屋で首吊って
死のうとしたことがあると・・