眠り姫の枕になりたい王子たちは、今日も姫を甘やかす

あれ…?な、なんかトントン拍子で話が進んだ…。



しかも、弘原海くんが選んだやつを食べるということになってしまったみたい…?



「……会話の勉強、しなくちゃなぁ…」



そんな独り言をこぼして、待つこと5分弱。



「待たせたな」



手にお盆を二つ持った弘原海くんが、さっきと変わらない様子で戻ってきた。



「ありがとう…は、早かった…ね?」



「あぁ、いつもこんな感じだから」



「へぇ……?」



…もしかしてみんな、弘原海くんが来た途端道を開けたりするのかな?
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