春の花咲く月夜には
どうしよう・・・と、不安な胸を抑えていると、「心春さん」と呼ぶ声がして、私は、うつむいていた顔を持ち上げた。
見ると、息を切らして立っている、賀上くんの姿があった。
「・・・っ、すいません・・・、急に電話とか」
「う、ううん」
「あ、えっと・・・、いいですか、ここ」
「っ、うん、どうぞっ」
目の前に彼が座った。
お水を置きに来た店員さんに、賀上くんは、アイスコーヒーをひとつ頼んだ。
入れ替わるように、別の店員さんが私のメロンパフェとコーヒーを届けに来てくれて、「ごゆっくりどうぞ~」と言って去っていく。
「・・・・・・」
(・・・い、いいかな・・・)
この状況でひとりでパフェを食べるのは、なんとなく、恥ずかしいなと思ったけれど、賀上くんに「気にせず食べててください」と言われたし、食べたい気持ちもあったので、私は、生クリームをひとくちすくって口へ運んだ。
・・・美味しい。
ほどなくして、彼のコーヒーもすぐに席へと運ばれてきた。
「・・・あ、えっと・・・、それで、急にどうしたの・・・?」
なんとなくひと息ついたところで、ドキドキしながら私は彼に問いかけた。
賀上くんは申し訳なさそうに頷いて、事の経緯を話し出す。
「・・・さっき、カナとユウガがスタジオに突然現れて」
「え?」
カナとユウガ・・・、知らない名前に私が首を傾げると、賀上くんは、ハッとなって言葉を付け足す。
「カナは、亜莉沙の友達の・・・いつも黒い服着てる女の子です。その子と、彼氏・・・じゃないのかアイツは・・・、まあ、もう一人、友達と・・・、2人でいきなりスタジオに乗り込んできて。『早く心春さんのところに行ってくれ』って言い出したんで、話聞いたら、オレも焦って」
「え・・・?」
話が、見えそうでまだ見えない。
賀上くんは、自分の頭を整理するように額を掻いた。
「その・・・、亜莉沙に色々言われたんですよね?・・・・・・葉月のこととか」
「!」
見ると、息を切らして立っている、賀上くんの姿があった。
「・・・っ、すいません・・・、急に電話とか」
「う、ううん」
「あ、えっと・・・、いいですか、ここ」
「っ、うん、どうぞっ」
目の前に彼が座った。
お水を置きに来た店員さんに、賀上くんは、アイスコーヒーをひとつ頼んだ。
入れ替わるように、別の店員さんが私のメロンパフェとコーヒーを届けに来てくれて、「ごゆっくりどうぞ~」と言って去っていく。
「・・・・・・」
(・・・い、いいかな・・・)
この状況でひとりでパフェを食べるのは、なんとなく、恥ずかしいなと思ったけれど、賀上くんに「気にせず食べててください」と言われたし、食べたい気持ちもあったので、私は、生クリームをひとくちすくって口へ運んだ。
・・・美味しい。
ほどなくして、彼のコーヒーもすぐに席へと運ばれてきた。
「・・・あ、えっと・・・、それで、急にどうしたの・・・?」
なんとなくひと息ついたところで、ドキドキしながら私は彼に問いかけた。
賀上くんは申し訳なさそうに頷いて、事の経緯を話し出す。
「・・・さっき、カナとユウガがスタジオに突然現れて」
「え?」
カナとユウガ・・・、知らない名前に私が首を傾げると、賀上くんは、ハッとなって言葉を付け足す。
「カナは、亜莉沙の友達の・・・いつも黒い服着てる女の子です。その子と、彼氏・・・じゃないのかアイツは・・・、まあ、もう一人、友達と・・・、2人でいきなりスタジオに乗り込んできて。『早く心春さんのところに行ってくれ』って言い出したんで、話聞いたら、オレも焦って」
「え・・・?」
話が、見えそうでまだ見えない。
賀上くんは、自分の頭を整理するように額を掻いた。
「その・・・、亜莉沙に色々言われたんですよね?・・・・・・葉月のこととか」
「!」