春の花咲く月夜には
「T's Rocket」のメンバーも、お客さんたちもみんないい顔で、最後まで大満足を感じるようなライブだった。
(・・・すごくよかったな。本当に・・・、予想以上に)
気が付けば、私も、ライブ中はリズムに合わせて身体を揺らして楽しんでいた。
ふと、周りを見てみると、他のお客さんたちも、興奮しながら満足そうに話をしている。
「今日も『Tロケ』よかったね~」
「よかった!ショウの声はやっぱいいよね」
「次ライブ告知なかったよね?いつなんだろー」
「ねー、早くも待ちきれないよねえ」
「はあ~、サクヤは今日も最高すぎる!!」
「ねー!結婚してほしいっ」
周りにいる女の子たちの口々から、バンドへの称賛やギターの彼の名前が飛び出す。
やっぱり人気があるんだな、と、それに納得をする自分がいた。
(ギターも上手だし、なによりかっこいいもんね・・・)
相変わらず、前髪で顔はよく見えなかったけれど。
それでも、ステージ上の彼の姿はどんな時でも絵になった。
夢にまで出てきそうなくらい、瞼の奥に焼き付いている。
ーーーほどなくして、ホール内に明かりがついて、ライブ終了の合図となった。
ホールにいた客たちは、満足感いっぱいに、順に出口に向かって行った。
(・・・ほんとにすごくよかったな。あー・・・、耳がへんな感じがしてる・・・)
ロビー内の雑音が、うまく耳に届いてこない。
頭も耳も、そして心も身体も、ふわふわとした感覚だった。
これは、決していやじゃない。
汗をかき、のどが渇いたのでドリンクチケットを交換しようと思ったけれど、ドリンクバーには長めの列ができていた。
これは、結構待つかもしれない。
(あっ、そうだ!それよりも、あの彼にチケット代を渡しにいかないと・・・)
思い出し、楽屋はどこだろうかと考える。
けれど、わかったところでいきなり楽屋には行けないだろうし、そもそもそんな勇気もないので、近くにいるスタッフの男性に声をかけることにした。
(・・・すごくよかったな。本当に・・・、予想以上に)
気が付けば、私も、ライブ中はリズムに合わせて身体を揺らして楽しんでいた。
ふと、周りを見てみると、他のお客さんたちも、興奮しながら満足そうに話をしている。
「今日も『Tロケ』よかったね~」
「よかった!ショウの声はやっぱいいよね」
「次ライブ告知なかったよね?いつなんだろー」
「ねー、早くも待ちきれないよねえ」
「はあ~、サクヤは今日も最高すぎる!!」
「ねー!結婚してほしいっ」
周りにいる女の子たちの口々から、バンドへの称賛やギターの彼の名前が飛び出す。
やっぱり人気があるんだな、と、それに納得をする自分がいた。
(ギターも上手だし、なによりかっこいいもんね・・・)
相変わらず、前髪で顔はよく見えなかったけれど。
それでも、ステージ上の彼の姿はどんな時でも絵になった。
夢にまで出てきそうなくらい、瞼の奥に焼き付いている。
ーーーほどなくして、ホール内に明かりがついて、ライブ終了の合図となった。
ホールにいた客たちは、満足感いっぱいに、順に出口に向かって行った。
(・・・ほんとにすごくよかったな。あー・・・、耳がへんな感じがしてる・・・)
ロビー内の雑音が、うまく耳に届いてこない。
頭も耳も、そして心も身体も、ふわふわとした感覚だった。
これは、決していやじゃない。
汗をかき、のどが渇いたのでドリンクチケットを交換しようと思ったけれど、ドリンクバーには長めの列ができていた。
これは、結構待つかもしれない。
(あっ、そうだ!それよりも、あの彼にチケット代を渡しにいかないと・・・)
思い出し、楽屋はどこだろうかと考える。
けれど、わかったところでいきなり楽屋には行けないだろうし、そもそもそんな勇気もないので、近くにいるスタッフの男性に声をかけることにした。