春の花咲く月夜には
「・・・そっか・・・」
当時の・・・過去に対する感情は、強がりなのか本心なのか、それは私にはわからなかった。
けれど、今が楽しい、同じメンバーでできることが嬉しいという彼の気持ちに、嘘がないことだけはよくわかった。
「・・・って、すいません。オレ一人ですげえ喋ってて。心春さんに色々聞こうと思ってたのに・・・」
突然、はっとしたように賀上くんが言ったので、私は「ううん」と首を振る。
切ない気持ちはしたけれど、賀上くんと、バンドの歩みを知れてよかった。
「・・・、じゃあ、仕切り直して・・・、今度は、心春さんのことを教えてください」
呟くと、賀上くんは隣から真っ直ぐな視線を向けてきた。
私は一瞬ドキッとなって、息をのむと、彼が再び話し出す。
「心春さんの好きな曲、他にも色々知りたくて。『×3BLACK』の他にはどんな感じの曲が好きですか」
「えっ・・・と、そうだな・・・」
賀上くんはどんなバンドが好きなのか、どんな曲が好きなのか、それを聞こうと思っていたから、逆に質問されて戸惑った。
だって、私が最近音楽に触れたことはといえば、先日のライブだけだから。
「最近はあんまり聞いてなかったんだけど・・・。聞いてた頃は、『×3BLACK』以外だと『RZ』とか『LURES』とか。あとは・・・、流行りの曲を色々聞いたり」
「へえ・・・、そっか。結構ハードな感じも好きなんですね」
「うん。あ、賀上くんは?他にはどんなバンドが好き?」
「オレは・・・」
そこからしばらく、お互いの好きなバンドや曲の話で盛り上がる。
賀上くんは色々なジャンルを聞くようだけど、全体的に好きなバンドが結構似ていて嬉しくなった。
(ふふ、やっぱり、好きなものを語り合うのは楽しいな)
こんなにいっぱい、賀上くんと音楽について話せるなんて。
久しぶりに、あの頃好きだった曲を色々聞いてみたくなる。
「×3BLACK」はもちろんのこと、「RZ」や「LURES」も。
他にも色々、好きな曲があったよね・・・。
当時の・・・過去に対する感情は、強がりなのか本心なのか、それは私にはわからなかった。
けれど、今が楽しい、同じメンバーでできることが嬉しいという彼の気持ちに、嘘がないことだけはよくわかった。
「・・・って、すいません。オレ一人ですげえ喋ってて。心春さんに色々聞こうと思ってたのに・・・」
突然、はっとしたように賀上くんが言ったので、私は「ううん」と首を振る。
切ない気持ちはしたけれど、賀上くんと、バンドの歩みを知れてよかった。
「・・・、じゃあ、仕切り直して・・・、今度は、心春さんのことを教えてください」
呟くと、賀上くんは隣から真っ直ぐな視線を向けてきた。
私は一瞬ドキッとなって、息をのむと、彼が再び話し出す。
「心春さんの好きな曲、他にも色々知りたくて。『×3BLACK』の他にはどんな感じの曲が好きですか」
「えっ・・・と、そうだな・・・」
賀上くんはどんなバンドが好きなのか、どんな曲が好きなのか、それを聞こうと思っていたから、逆に質問されて戸惑った。
だって、私が最近音楽に触れたことはといえば、先日のライブだけだから。
「最近はあんまり聞いてなかったんだけど・・・。聞いてた頃は、『×3BLACK』以外だと『RZ』とか『LURES』とか。あとは・・・、流行りの曲を色々聞いたり」
「へえ・・・、そっか。結構ハードな感じも好きなんですね」
「うん。あ、賀上くんは?他にはどんなバンドが好き?」
「オレは・・・」
そこからしばらく、お互いの好きなバンドや曲の話で盛り上がる。
賀上くんは色々なジャンルを聞くようだけど、全体的に好きなバンドが結構似ていて嬉しくなった。
(ふふ、やっぱり、好きなものを語り合うのは楽しいな)
こんなにいっぱい、賀上くんと音楽について話せるなんて。
久しぶりに、あの頃好きだった曲を色々聞いてみたくなる。
「×3BLACK」はもちろんのこと、「RZ」や「LURES」も。
他にも色々、好きな曲があったよね・・・。