きみと3秒見つめ合えたなら
 しばらく、考え込んでしまった私は、結局、自分の気持ちに整理がつかないまま、話し始めた。

「私、受験生なの。」
「知ってる。」

「でね、部活終わったら、勉強頑張ろうって思ってて。」
「うん。」

「だから...」
「だから? それと先輩の答えって関係あるの?」

...私はなんて答えていいのかわからなくなっていた。

 何分、沈黙が続いただろうか。
 
 春合宿の日からずっとずっと温めていた私の気持ち。いつかちゃんと伝えたいと思っていた。いつか...
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