エリートSPはようやく見つけたママと娘をとろ甘溺愛で離さない
 連絡はあとにすることにして、梓はメッセージアプリを開いた。

 友達追加画面を出して、さっき聞いたIDを入力する。

 入力して検索すると、すぐに出てきた。



『K.七瀬』



 そうあった。仕事でも使うからかもしれない。

 梓の目元に、いつの間にか笑みのようなものが浮かんでいた。

 一旦、切れてしまった縁。

 いや……切ってしまった縁。

 もう一度、繋げられるのかもしれない。

 和臣が言ったように、『新しく』はじめられるのかもしれない。

 そうだったらいいな、と思うし、思えるようになった。

 梓はその名前の『友達追加』を押した。

 すぐに自分の連絡先に追加される。

 今度は指が震えなかった。

 とくとくと鼓動は速くなっていたけれど、やはりそれは嫌な高鳴りではなかったのだった。
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