エリートSPはようやく見つけたママと娘をとろ甘溺愛で離さない
「捕まえた」

 和臣がうしろから和の肩に手を置く。

 軽く抱くような姿勢になって、二人で窓の外に視線を向けた。

「パパぁ、こんな高くて、おっこちない?」

 少々不安げな和。

 和臣はその和を安心させるように、ぽんぽんと肩を軽く叩いた。

「大丈夫さ。すごーく固いガラスだから割れたりしないし、それに」

 梓がリビングに入って荷物を置き、近付くうちに和臣が優しい声音で言う。

「和に危ないことがあれば、パパが絶対に守るよ。だから心配しなくていいんだ」

 和も嬉しくなっただろうが、梓も同じだった。

 ほわっと胸の中にあたたかなものが広がった。

「うんっ! パパはおまわりさんだもんね! 強いおまわりさん!」

 和は外を見ていたところから振り向き、和臣を見上げて言った。

 その目がきらきらしていて、もう心から和臣を信頼していると、梓にははっきりわかった。

「ああ、そうだよ」
< 153 / 327 >

この作品をシェア

pagetop