エリートSPはようやく見つけたママと娘をとろ甘溺愛で離さない
 数ヵ月前に、妊娠が発覚した梓。

 二度目であるし、今回はストレスもまったくない状況。

 すぐに思い当たったために、まだ妊娠二ヵ月ほどの頃に判明することができた。

 伝えたとき、和臣はすぐ梓を抱きしめ、「ありがとう」と感動の声で言ってくれたし、和に至っては驚きの表情ののち、「おねえちゃんになれるの!?」と声を張り上げたものだ。

 お腹の子の性別はまだわからないけれど、妹であっても、弟でもあっても、和ならきっと、全力でかわいがってくれるだろう。

 積極的にお世話もしたがるかもしれない。

 きょうだいがいるというのは、これもまた、子どもの成長に良い影響を及ぼすことだ。

 和の成長という意味でも喜ばしいといえた。

「パンフレットを見てたのか?」

 ふと、和臣が、テーブルの上に置いたパンフレットに視線をやって、梓に聞いた。

 梓はそのまま頷く。

「うん。詳しくね、制度が書いてあるのを見ていたの」
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